えー、今回はバイクの話ではなくて、このブログのお話しです。このブログについては、前に「十二等星に願いを・・」「魔界食堂店主のつぶやき」というお題でブログを書いてるんですよね。

過去ブログ、「十二等星に願いを・・」はこちら

過去ブログ、魔界食堂店主のつぶやきはこちら

「十二等星に願いを・・」はライブドアブログで星3に到達した記念、「魔界食堂店主のつぶやき」は月間1万PV到達の記念に書いたわけなんですが、今回はその続編です。

お題を見ると大体想像つくと思いますが、このブログ、先月をもって

ライブドアの星4ランクに昇格 & 月間2万PVを達成したんです。

な・・何を言っているのかわからねーと思うが俺も何がおきたのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・SEOだとかタグ付けだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ・・もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・。

有名なポルナレフ先生の台詞そのまんまですよ。先月なんてゴールデンウィーク期間中1日1000PV超える日もあって、結果月間23000PV越えですよ。

「もう・・正直・・怖いです・・」


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(いつの間にかアクセスが増えている。一日900PVなんて全くの想定外です。)

いや、何が怖いって、このブログを読んで、読者の皆様に残る「私の印象」ですね。これら一連のブログを読んで浮かぶ私のイメージを箇条書きにすると、

①救いようのないオタク

②低レベル絵師


③美少女フィギュアモデラー


④テキスト廃人


⑤事故魔

⑥昭和人


⑦エロおやじ


⑧犯罪者


私が読者だったらこんなとこだと思うんですよ。いやもう完全アウトでしょこれ。ダメ人間として振り切れてます。自分じゃなかったら同じ空気を吸うのが許せない。

小木曽
(またしても魔界食堂の店主が登場。ジジイが化けた女将は邪悪この上ない。読者層が抱く私のイメージはまさにこんな感じでしょう。)

こんな人物像の拡散は私にとってマイナスでしかありませんので、私のブログはSEO対策とかまったくしてないんですね。まぁ仕事でも営業なんてしたことないし、そういう仕掛け自体が苦手なんだろうと思います。

コロナの状況が続いて社会の常識が大きく変化すると、営業職なんてなくなっちゃうかもしれない。だって、お客さんのところ回れないんだから。このコロナ禍でうちの仕事の売り上げが伸びてるのって、他の店の営業が止まちゃって、口コミ勝負になってるからなんじゃないかなぁと思うんですよ。まぁ今の時期はそういうやり方に有利になっているだけで、いずれは逆転するんでしょうけれども。

そろい踏み
(今回は3人揃い踏みの全身絵ですから難易度高め。まずはアラアラと下書きしてバランス取りです。)

そういう営業能力の低い私にとって、ネット社会って、ガンダムのニュータイプの世界にオールドタイプが一人紛れ込んでるみたいなもんなんです。現代ではインスタやSNSで、簡単に自分の思いを多くの人に伝えられる訳ですけど、これってニュータイプが宇宙空間を超えて念飛ばしてるのと変わんないですよ。

一方、私は自分の意思がいろんな人のところに伝わっていくのが正直怖いんですよね。自分の思ってることを伝えるってことが、ガンダムでは「人類の可能性」のように表現されてるけど、あれはですね、ララァとかアムロとかのそもそも好感度が高いトップエース達が叫んでるから多くの人が共感できるんですよ。

私なんてコクピットにエロピンナップ貼って、クダまいてる一般民兵ですから。「マチルダさんのブーツ硬そう・・踏んで欲しい・・」なんてことしか考えていない。こんな下卑た情熱が宇宙に無制限に拡散していってしまったら、もう羞恥心どころじゃありません。自決するか、辺境の惑星に旅立つか、遙か未来までコールドスリープか、敵の母船に爆散特攻あたりの選択肢しか残されてない。

長い人生歩んでいるとシミジミ思うんですけど、人って誤解とすれ違いの繰り返しです。目の前にいる人に正確な情報を伝えることですらままならないのに、不特定多数に情報発信なんて、もうリスクだらけ。「なに?こいつ、死ね!!」っていうマイナスの印象はプラスの印象の8倍以上のスピードで伝播していくそうですよ。私の情報発信なんて世界中に不定周波を捲き散らし、私のイメージをさらに悪化させるのは目に見えている。

私は仕事でクソ固いテキスト打つんですけど、それは情報を誤解させないように言い回しをガッチガチにしてるからです。今流行のツイッターやSNSのつぶやきみたいに、短いセンテンスで情報発信するのは誤解を恐れない覚悟とセンスがいるんだけど、私には、そんな才能はないんです。

多くのブロガーさん達はどんどんアクセスを稼いで収益化することを目指してるようで、月間PVが50万だとか100万だとか、ブログ収入が数百万円だとか、そういうノウハウを書いたネット記事がちまたにあふれてる。でも私はちょっと考え方が違う。好きなこと書き散らすのが大前提である以上、くだらない内容でも「暇つぶしに読んであげる」っていう奇特な方とか、ネタにしている3台のバイクが好きな人達だけのコミュニティがこの手のブログの理想形だと思ってるんです。

なぜなら、こういう非常に主観的で品のないブログは「書き手と受け手との間に一定の許しがないと成立しない」と思うから。それ故に不特定多数を無制限に呼び込み大量アクセスを狙う手法は私のブログにはなじまない。商業主義というくびきから切り離され、うら寂れたところで好き勝手やってるから、私みたいな個人ブログは僅かながらも価値があるわけですね。

私がものを書くにあたって最低限求めるものは、誰からの干渉も受けないという自由と独立性です。バイクには当たり前にあるけれども、仕事という宮仕えの世界には存在しないものを求めてネットの世界にいるわけです。だから、ブログでカネのことなんて考えたくないんですよ。もう、とにかく世の中、至る所がカネカネカネ。そんなに儲けたいのか?って思わなくもない。

好き勝手に書き散らしている一方で、来てくれた人たちに対して「これでいいのか?」っていう焦燥感は常にあるんです。

ブログネタのメニューだって、ガレキをやめたので3つしかありませんし、扱うバイクもイマイチ人気がないバイクが多い。回転寿司で言うと、ナス、タコ、ツブ貝が延々回ってるみたいなもんかもしれない。これは売れ筋外しすぎじゃないかと。こんな寿司屋に入ってくる人たちはよっぽどピーー(伏せ字)な人ですよ。これがレブルとか、ニンジャとかZ900RSとかみたいな「ブリやマグロ級の人気バイク」なら、アクセスもバッチリなんでしょうけど、残念ながら将来メニューになるとしたらモトグッチという赤貝みたいなバイクが濃厚。未来は完全に閉ざされてます。

そんなブログだからこそ「アクセスなんて増えるわけないしぃ~」と基本タカくくってるところがありました。1万PV超えたときは正直達成感あってうれしかったけど、一方で「あ~ここら辺がピークだろうなぁ・・これまで自分なりによくやったよ。もう思い残すことはないな・・」ってマジで思ってたんですよ。でもあれよあれよとアクセスが倍に・・・どうなってるのか?・・理屈がわかんないんだけど??そりゃこの3台でオーナーの母集団は4000人くらいはいるでしょうから、PV数自体はそんな荒唐無稽なものじゃないのかもしれないんですけど、営業努力も口コミもなしに、中身のないブログに人が誘導されてくるってあるんだろうか?

私は最近変態(HENTAI)というワードをブログで多用してますが、この手の品のないワードを入れとけばSEO下がるんじゃないか?と思って意図的に使ってるところもあるんですよ。「もうちょっとまともな人のブログを上位にしてね♡」っていう配慮なんです。でも私の配慮が一顧だにされていない。

・・いやもうGoogleさんが何考えてるのか、私にはまったくわかりませんね・・・。

こういう結果見ると、「ひょっとして今どきのブログって、アクセス向上にSEO対策なんていらないんじゃないの?ダラダラと長ければ良いのかも・・」って感じてしまう。鳴かず飛ばずだった数年前と、やり方全く変えてないから、昔とは検索の際のルールが変わったってことなのかもしれない。・・・まぁ私みたいな馬鹿が考えても、そんなのわかるはずないんですけど。

そろい踏み・仕上げ3
(ペン入れして完成。ゴリゴリとアクセス稼いでくれるウチの孝行娘達。ここまでこれたのはこの3台と皆様のおかげです。結局このブログって、この記念イラストを描きたかっただけなんですけど、まさか、この素人イラストでアクセス増えてるのか?・・それはないなぁ・・。)

でもこれだけ人が来ると、さすがの私も恥ずかしくなります。「恥だらけのブログで今さら何が恥ずかしいのか」って?いや恥ずかしいでしょ。町内の公民館で下ネタやるのと満員の会場のステージで下ネタやる違いですよね。規模が大きくなると恥ずかしさは2乗で大きくなるんですけど、今さらどうしようもありませんよ。

私は真正のテキスト詐欺師なんで、ロリ少女から老文学者まで、文体はいくらでも変えられる。石川の巨匠、室生犀星の文体を真似て、格調の高いブログをお送りすることもできます、例えばこう

私はだいなのうえで去りゆく景色を眺めながら、車体の細かい振動によってでんぶの皮が儚く破れるのを感じていた。そのでんぶの皮の悲しき脆さに、「ああ、尻の皮とはこんなにも弱いものだったかなぁ・・」と呟き、尻とは美しすぎるが故に儚くも脆い宿命を背負っているともいえるのではないか、と考えもした。とはいえ、私の尻が美しいわけもなく単に歳をとって尻が弱くなっただけではないか、ああ・・いたいいたいと、私はばいくのうえで果てることなき煩悶を繰り返していたのである。

どうですか?格調高くなりましたね。文体だけ。サルマタ全開でハーレーに乗る室生犀星が見えるようです。しかし、文体だけが格調高くても内容がゴミだからまったく心に響きません。これが私のブログの本質的な問題です。今さら外面を取り繕っても、中身のバカさは変えようがないですから、もうどうにもならんってことです。

そんなわけで、今後とも読者の皆様方には心から感謝しつつ、中身がなく下らないテキストをデロデロと吐き出していくこととなるでしょう。今も昔もアクセスや評価は気にせず、ひたすら我が道を行くだけなんですが、2021年現在、バカにつける薬はまだ開発されていない。

皆さん。こりゃダメだと思ったら、躊躇なく右上のバツマークをクリックしてくださいね。