(最初に言っておきますが、今回はお色気路線に全振りしたネタブログですので、バイクに真面目でストイックなものを求めている方は閲覧に注意してください。)

皆さんこんにちは。めっきり寒くなりましたね。もうすっかり冬ですので、そろそろブログデザインも変更しなきゃということで、先日新たにヘッダーを描き下ろしております。

私のブログのヘッダーは私が生息する石川県出身の巨匠、永井豪のキャラクター、いわゆる「豪キャラ」を使用し、「仮面ライダーの変身ポーズをひたすらやる」というコンセプトです。今回の変身ポーズは誰でもわかる王道の「仮面ライダー1号」なんで、ポーズの説明は省略、主としてキャラの方のお話を進めます。

若い方はあまり馴染みがないと思いますが、オジサンとしてはできるだけ多くの人に「永井豪の素晴らしい世界」に触れて欲しいという願いから、マニアックな豪キャラでヘッダーを飾っていくことにしてるわけです。

今回は「永井で豪なエロ時空」について熱く語ってまいりたいと思います。

今回のヘッダーの女子、誰かわかりましたか?まぁフツーわかんないですよね。こちら、ドロロンえん魔くんに出てくる「雪子姫」であります。マニアックですが、「雪ちゃん」は妖怪ものに多数出てくる雪女ヒロインの元祖なんですよ。

雪子姫・下絵
雪子姫・下描き2
(こちら今回のヘッダーの下絵とペン入れ後です。下絵だとどう考えてもバイク乗れる年齢に見えないんで、ペン入れしながらバランスをかなり変えました。)

雪女って「雪ちゃん」が出てくるまでは、非常に冷たくて怖い女みたいなイメージがあったんですが、この「雪子姫」「カワイイ」「冷え性」「ツンデレ」のイメージがついて、その後の雪女の地位に絶大な影響を与えます。要は雪女をヒロインポジに持ち上げたのがこの「雪子姫」なんですね。

もうひとつ、雪子姫は「履いてない女子の元祖」です。どうやら「パンツはくと火照っちゃう」らしいんですよね。さすが豪キャラ。設定がブッ飛んでおる。だから常に生足、生尻全開で、黄色い帯とられるとすぐ裸にムカれちゃう。もうエロ時空に堕ちるしかない設定になってんですよね。

「雪ちゃん、今も昔みたいにノーパンなんだろ?」

「ちがうもん、私だって昔のままじゃないんだから!」

「じゃあ俺が見てやるよ!」

「いやーーーん!!」

という「永井で豪な流れ」「約束された勝利の剣」なんです。

なんでここで雪子姫もってきたかっていうと、「冬っていえば雪女でしょ?」ってことと、2011年放映されたリメイク版の「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」というドマイナー作品がスゲぇアニメで、永井ファンとして当ブログで是非お伝えしなければ!っていう熱い思いがあったからなんですよね。

実はこのアニメ、全12話のうち3分の2のお話が「雪子姫に過激なセクハラを仕掛ける」というものなんです。これがもう凄くって、押し倒すは、裸にムクは、タコは絡むは、蛇は絡むは、股間覗くは、胸揉みしだくは、マタサキするわで、まさに「豪な行為」のオンパレード。とにかく賛否両論なんですが、永井豪の世界を理解し、リスペクトしてたところはとても評価できると思うんですよ。

私の見る限りこの作品は「永井豪の色欲世界を全力でやる!」っていうポリシーを貫ぬいた結果、もうとにかくおバカでエロなの。しかも、セクハラ興奮度を落とさないよう最終回まで作画がムダに綺麗なんですね。コマ落としや止め絵や反復を駆使して、動きの部分で制作費を削り、作画レベルを落とさないっていう工夫をしてる。まぁ今で言うところの「才能の無駄遣い」ですよね。まったく物語が展開せず「セクハラに行為に全集中」していた序盤から中盤が一番面白く見ていられました。

この下らなさすぎる内容にもかかわらず、声優陣がムダに豪華なのも強烈。だって、えん魔くんの声が「山口勝平」、雪子姫の声が「能登麻美子」ですよ。これがどういうことかわかりますか?

ケロロ軍曹の「アンゴル=モア」「アルスラーン」が大セクハラしてる構図ですよ!こんなのダメでしょ?

雪ちゃん1
雪ちゃん3
雪ちゃん2
(この絵面だけでどんなアニメだったかが良くわかる。永井豪のエロ世界をアニメで忠実に再現した結果、大いなる問題作となってしまってるけど、ここまで突き抜ければアッパレだと思う。)

しかも、よくこんなの思いつくな!ってほど、あらゆるパターンのセクハラが盛り込まれていて、これを能登ボイスの雪子姫が総受けするわけです。毎回「いやーん」「あーん」「あはーん」「だめぇーー」って能登がアンアンいってるアニメなんてこの世にあっていいのでしょうか?

ちなみに声優の能登麻美子さんって「石川県金沢市出身」で名前が能登。石川県と言えば能登半島、しかも、能登地方は昔有名な麻の産地で、能登上布っていう素晴らしい麻文化があったんです。だから麻美子って名前も見事に地元に刺さってるんですよね。まさに「石川の権化」みたいな声優さんで、その声はほんわかした癒やしに満ちてて「能登ボイス」って言われてます。その能登が声当てするキャラを「セクハラで延々イジりまくる」というコンセプトだけでも、一定の人々に大変需要があるわけです。

しかも、この手のアニメがあんまり無いからなのか、声優陣が全員ノリノリ。山口勝平の「雪ちゃあん!ノーパンなのかぁ?」っていう時の、ヨダレの混じった嬉しそうな声は、他のアニメじゃ決して聞けません。これはもう「おっぱいパブに放り込まれた素の山口勝平」ですよ。のび太がしずかちゃんに同じ声のトーンとセリフで迫ったら、放送打ち切りは避けられない。

このアニメ見てるとセクハラって結局は「許されるか許されないかの違い」だなぁって思う。雪子姫はメチャメチャセクハラされるんですが、絶対にえん魔くんを訴えませんからね。だって本人はえん魔くん大好きだし、嫌がってても、「俺がホントに触りたいのは雪ちゃんだけだぜ♡」って言われると顔赤らめてポーーッとなっちゃう。これって完全なセクハラ宣言なんですけど、雪子姫にとっては愛の告白に聞こえちゃってるんですよね。だからセクハラかどうかなんて、完全な受け手の主観なんです。

セクハラが主観である以上、イケメンだったら許されてることでも、ブサイクが同じことやると地獄行きってことが当たり前のようにある。「あいつがやってるから俺も大丈夫だろ」って安易な考えだと、慰謝料請求という悲惨な結末が待ってるわけです。これを理不尽ととるか、当たり前だととるかですが、私は至極当然だと思う。

私だって「深田恭子」にいろんなところを触られても、「うわぁ得した!」としか思わないけど、漫☆画太郎のババアに襲われたら、名状しがたきバールのようなものを持ち出すことは間違いない。

セクハラっていろんなところで相当問題になってるようなんですが、彼女でもない赤の他人にセクハラ仕掛けるなんて「どうしてそんなに自分に自信が持てるんだろう?」ってちょっとうらやましくもあるんです。

彼らは自分を「女性に選ばれし民」だと思ってるのかもしれないですが、私は自分のことをどうしてもそんな風には考えられないんですよ。自分を冷静に観察すればするほど、自分は絶対に「女性に選ばれない民」の方に入るって確信しかない。だから、ちょっとでも何かをすれば、間違いなく煉獄地獄列車です。

雪子姫burogu
(色を入れました。だいぶ塗りのコツがわかってきました。)

セクハラ問題って「嫌がられるような行為はするな」って当たり前のことを定義してるだけでそれ以上でも以下でもないわけですが、これが頻発するのはやっぱり世の中の男達が「自分が許される側にいる」って思ってて、相手の嫌悪を軽く見がちなんでしょうね。

「いや、これくらいOKでしょ?」って思ってるのかもしれないけど、そんな自己都合を触られてる方が許すわけない。性的な行為や発言って業務となーんにも関係ないんで、給与で補填されてるわけじゃないんです。単なる職場での痴漢行為なんですよ。そんなに女体に触りたければ、夜になってからセクシーキャバクラで触りまくればいいんですが、金もなくってそれもできないとなると、もう最後は開き直って逆ギレし「ギャアギャア言うな!」ってことになる。で、言っても聞かない奴は訴訟しかないってことで、同僚のオフィスレディに訴えられ、職場での地位と世間体を失い、慰謝料をムシられるわけですよ。悲しいですね~。

「俺は絶対そんなことないから!」っていう人もいるかもしれませんが、バイクの爆音だって、スピード違反だって基本セクハラと同じ構図。やってる側の言い分もほとんど同じ。結局程度の差こそあれ、世の中にこういうことは溢れてるんですよ。

永井作品の素晴らしいところは、そんなおバカでエロな男達に対する「許しと慈愛に満ちてる」ところです。どんなエロな行為でも、永井ワールドでは断罪されることも排除されることもありません。ブサイクキャラも勇猛果敢に美少女ヒロインにセクハラ仕掛けますが、ほとんど「いやーん」「鉄拳制裁」かのどちらかで流してくれる。男の劣情に対する全面的な許しがそこにあるんです。

現代はそういう方面で、ほとんど「許しがない社会」になっちゃってるから、永井の馬鹿馬鹿しいエロ描写の中にある「許し」「優しさ」に心が癒やされてホンワカしちゃうわけなんです。一方で永井豪は「許しのない世界」を描くと徹底的で容赦ない。その振れ幅が永井作品の魅力じゃないかと思うんですよね。

ということで、2020年の冬は「許しの女神、雪子姫」がヘッダーを飾ることになりました。

今後とも、おバカでエロな「へっちまんの素人模型&モーターサイクル」を暇つぶしにでも、御利用いただければ幸いです。

冬ヘッダー・笑った顔2+1
(こちら昨年の冬のヘッダー。やっぱ冬といえば、フルカバードのゴールドウィング。ゴールドウィング=冬バイクの構図は今後も変わらないでしょう。)