マリR製作記その6です。前回でバイクの外装製作まで完了しましたが、今回でバイクが完成します。いつもは文章ばっかりなので今回は写真多めでお送りいたします。

(フルレジン製とはとても思えない仕上がりにはいつも感動します。このズドンとした重量感はインジェクションではなかなか出ないですね。まぁ実際重いし・・)
バイクを完成させるといっても、仮組みできっちり組み上がるように歪みを熱湯修正して芯棒も入れてパーツを摺り合わせてあるので、各部位の塗装が終わったら後は組み上げるだけなんですが、問題はスロットルケーブルやラジエターホースなどのパイピングです。説明書だけではなかなかわかりにくく、カウルを外したバイクの完成写真などもないので、どのパイプをどこに接続するかが理解できない人もいるかもしれません。

バイクってのは、右手が「スロットルと前ブレーキ」。左手で「クラッチ」。右足が「リアブレーキ」、左足が「ギアシフト」、曲がるときはスロットルと体重移動でバイクを傾ける・・という、頭がこんがらがるような全身操作で、路面からの衝撃や転倒時のダメージも乗り手がバイクと共有するという、まさに「昔のロボットアニメ的」な乗り物です。

(カウルつけると全て隠れちゃうので、ネイキッド状態を記念撮影。)
メカがダメージを食うとなぜか操縦者が悶絶するという「闘将ダイモス」「Gガンダム」等に近いものがあるのです。
私は昔奥多摩でムリ膝を擦って喜んでいたら、膝スリどころか「モモスリ、背スリの世界まで到達してしまう。」という天元突破状態になってしまい(単なる滑りゴケです。)、バイクを崖下に落としてしまったことがあります。「お前が落としたのはこの金のNSRですか?それとも銀のNSRですか?」と訪ねてくれるヘルメス神は奥多摩には生息しておらず、ロードサービスのクレーン付きのレッカー車が女神の代わりにNSRを奈落からサルベージしてくれました。

そのときは肉体的・精神的・金銭的ダメージで、請求書を抱えて白目になりフワリと天に召されそうになりましたが、このNSR50の制作中にそのときの記憶が目覚めて、頭を抱え「ぐあああああぁあぁあ!!!」と叫びたい気分になりました。自分の中では今でも結構なトラウマのようです。

バイクの事故というのは記憶が飛んだもの以外は時間がたっても割と鮮明に思い出せるもので、今でもゆっくりと崖下に消えていくNSRの姿を思い浮かべることが出来ます。間接的に私の事故がその後の奥多摩周遊道路「二輪車通行禁止」の一要素となっていたと思うと忸怩たる思いですが、皆さん公道では無茶をしないようにして下さい。
話は戻って、闘将ダイモスの操縦者が手足になにやらワイヤーのようなものをつけていたように、バイクも当然搭乗者の操作を伝達するワイヤー類がハンドル周りやステップ周りからあらゆるところにごちゃごちゃと伸びているわけです。

列記するだけでも「ブレーキホース」、「スロットルワイヤー」、「プラグコード」、「スピードメーターワイヤー」、「フューエルホース」、「ラジエターホース」。こんなもんがそこら中を這いずり回ってる。
私はバイク乗り且つ元バイクショップ店員なので説明書見なくても、どのホースがどこに接続されるかわかるわけですが、バイク乗らない人はパイピングの多さと複雑さに面食らうかもしれません。また、キットに付属しているホースはただのビニール線のようなものなのでこれを取り付けようとするとメチャクチャ苦労します。私は過去に製作したタミヤの1/6スケールのバイク達の余りホースをとっておいてあったので、それを使用してパイピングしていますが、そういうものがないという方は別売りのホースを購入した方が良いでしょう。
パイピングが終われば後は組み上げるだけなんですが、一番問題になるのは「フレーム接着強度」、特に「シートカウルまわりのフレーム」が組み立てでの難所。この部分がクソ重いレジンの本体重量を一手に支えるので、どうしても剥がれてきてしまう。ここはもう「芯棒が多少露出してもかまわない」くらいの気持ちで縦横斜めに1㎜芯棒をブッ刺してガチガチの強度を確保しましょう。あとはリアサスの長さを調節して地面とのクリアランスだけしっかりとってやれば、残りの組み立てはそう難しい作業ではありません。
というわけでNSR50レーサー完成です。

(NSR50完成写真です。グルッと回します。)




体の芯からバイクスキーなので、バイクの写真を撮りまくってます。
次回はいよいよフィギュアの命、マリさんの「顔描き」に移りたいと思います。
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