マリR製作記その2です。まずはなにがなくともパーツチェック。総パーツ数が80越えになってますので、部品チェックは念入りにやっておく必要があります。

(完成したNSR50レーサーがこれです。ここへ到達するまでの過程を報告します。)
このマリRのパーツチェックで発覚した問題点を報告しますと、まず一つ目はハンドルバーのパーツ同封ミス。本来左右非対称なんですが、右用が2つ入ってました。2つめは、なぜか「ヨーコ21」のスナイパーライフルのパーツが入っていたこと。発売時期もかなり違うのになんでだろう??


(部品表1 手書きの部分は片桐様の直筆でしょうか?味のある字体に妙なトキメキを感じます。)
最初に製作したアスカRも左ステップのパーツが入っていませんでしたが、ワンフェスやトレフェス前は鉄火場で「イギリス産業革命の頃のような過酷な作業風景」の中で袋詰めし、出荷準備をしているのでしょうから「ガレージキットはそういうものだ」と割り切る必要があると思います。片桐様は古いモデルでもパーツの不足、不具合の連絡にはとても真摯に対応していただけるので、パーツの不足に対してはこちらもおおらかに対処し、すみやかに連絡いたしましょう。

製作はNSR50レーサーからとりかかります。これはとりもなおさず私がバイク大好き人間だから。そしてガレキのフルレジン製バイクの製作において最も重要なこと。それは「完璧に組み上がるまでしつこくしつこく仮組みする」ことです。修正なしで組んでしまうとバイクではなく「保育園の年長さんが描いたバイクに似たナニカ」になってしまいます。
個々のパーツ同士の摺り合わせ確認だけでなく、一旦バイクの形になるまで芯棒入れてキッチリ組み上げ、車高の調整やカウルの取り付けまで慎重に行って、マリさんを乗せてバランス確認というところまで完璧にやっておかないと後が超怖い。
キットから出した段階ではバイクの基本となるフレームからして恐ろしく歪んでます。「組む前から事故車なんかーーーい!!」と突っ込みたくなるほど。組み立て時に右と左のフレームでエンジンブロックを挟むんですが、挟みようがねぇだろコレ!ラジエターの固定パーツもアコーディオンのように広がってる。これを熱湯につけ込み「ぎゃぁああぁあ!熱い!!熱ぃいわぁあ!!」と叫びながら手で強引に修正。その他ラジエター、ステップ、ハンドルバー、マフラーなどありとあらゆるパーツのゆがみを現物合わせで、灼熱地獄に苦しみながら煮沸修正していきます。
この時点でざっくりと全体構造を把握するため第1次仮組みを行います。

(第1次仮組み。うーんこのボリューム。ホントに50ccかよ!って思っちゃう。)
各部のクリアランスにはあまり気にせず、現状で組むとどんな問題点があるか?の洗い出しを行うための簡易な仮組みです。まだ細かな調整はしてないので、カウル下の支えを外すとバイク全体が沈み、カウルが地面に接地して、アニメなどで「酷使してぶっ壊れパーツが飛び散った上、ぐしゃっとつぶれたバイク」みたいになってしまいます。

(横からの図。50のエンジンに対し、分不相応な極太アルミツインチューブフレームとへの字スイングアーム。さすがネルフ。無駄に金持ってる。)
大まかな第1次仮組みでそれなりの形になることを確認した後は、細部の整合性を見ながら各部のパーツの建て付けや干渉をさらに追い込んで調整するため、一旦バラして第2次仮組みを開始します。マリさんが座るポジションを調整するため、車高を数ミリ変えますとスイングアームとチャンバーマフラーが干渉します、それを解消するためチャンバーマフラーを外側にずらすと、今度はアンダーカウルとマフラーが接触します。このような細かい問題点を少しずつ解消しながら本組みに問題が出ないよう最終調整するのが2度目の仮組みです。

(2ストローク単気筒エンジンに取り付けられた、全く意味がわからない2連サイレンサー。だが格好良ければすべて許される。)
結果的には第1次仮組み、第2次仮組み、本組みと3度組みを行っているわけですが、これらのしつこく地道な作業に心が折れて「まぁいいか、多分大丈夫!!」などと適当に塗装をはじめてしまいますと、組み上げの際にカウルが地面すれすれの底付き状態になり、「これじゃドラッグレーサーじゃねぇかああぁああぁあ!!前代未聞の原付ドラッガー爆誕じゃあぁぁあ!!!」とか、アンダーカウルとマフラーが干渉して「アンダーカウルがつかねぇえええぇえええ!!ハーフカウルのレプリカなんて小僧の峠仕様になっちゃううぅぅううぅ!!」など、後戻りできないトラブルを抱え込むことになります。デカール貼って研ぎ出しまで終わっちゃうとディラックの海(シンナーの海)に放り込んでリセットすることも出来ない・・。(予備のデカールなどはありませんから。)
このようなことになるとラリアットとシャイニングウィザードを連続で食らったくらいの精神的ダメージを受け、膝から前のめりにゆっくりと崩れ落ち、
「へんじがない、ただのしかばねのようだ」
という状態になりますので、ここは面倒くさくても神経を切らさず踏ん張らなくてはなりません。(なお、アスカRや綾波Rはバイクだけで80パーツ前後でしたので、マリRの66パーツは随分とバイクのパーツ数が削減されています。シリーズが進むにあたって分割などを工夫したり、曲率をゆるくしてデカールを貼りやすくしたりとの製作にあたっての配慮が見てとれます。)
とりあえず、第2次仮組みが終えてマリさんを乗せてみた画像。

(ここまで来るだけで感無量感が味わえる。)
なんとかパーツ同士の干渉解消作業が終わり、本組みではトラブルなく組み上がるであろう状態までもってきました。3分クッキングのように途中を大幅に省略していますが、すごく面倒な作業の繰り返しとなってます。
次回はマリさんの仮組みとお顔の下書きについて書いていきたいと思います。
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