長々と書いてきました博麗霊夢もいよいよ最終回です。前回で組み立てをほぼ終えましたので、今回はサービスカットとディスプレイ関係を主体に書かせていただいて終了とさせていただきます。(最近仕事が忙しくてブログが全然書けないです。)
(サービスカットです。まーなかなかけしからん眺めです。)
この霊夢さんが浮いているトリックは、巫女服の袖と鳥居を「強固な2本の真鍮棒(角棒と丸棒)で連結して保持する」というなかなか面白いもの。
ホントにこんな棒2本で強度大丈夫なのか??と不安になります。キャストは非常に重いし、接着に難がありますので、組み立て強度ってのは毎度毎度問題になるところ。この霊夢さんが全体的に華奢でスレンダーなのも重量を押さえるためなんでしょうね。
土台の鳥居は霊夢さんとの重量バランスをとるために後方に大きく傾いておりますが、この鳥居がフィギュアのすべての重さを一手に引き受けるので、それに見合った強度でディスプレイ台に固定しなくてはなりません。ここちゃんとやっておかないと鳥居ごと後方に倒れるという、「一人河津落とし」状態になり、「馬場さぁあああん」と絶叫しながら北北西に敗走することになります。(ちなみにこのフィギュア、霊夢さんを完成させ、さかきや札の煙を取り付けていない段階で愚息にみせたところ、「これジャンピング脳天唐竹割り?」となかなか濃い感想を頂いております。さすが我が息子、馬場ラブは親譲りか??)
本体を支えるための真鍮棒2本はキャストの段階で既に鳥居のパーツに埋め込まれています。接合にあたってはそれを袖のはめ込みに刺すだけ。(この受けの部分の抜きは結構精度が高くて、すんなり固定できています。)仮組み段階では袖と鳥居の連結だけで見事に霊夢さんを中空に保持できましたので、それだけで組み上げることもできたとは思いますが、鳥居と袖だけではやはり不安。いろいろ考えて足先から1㎜の真鍮棒を伸ばしてディスプレイ台に差し込んで保険にすることにしました。
足下からの真鍮棒を消すために、雲を綿で作って足下に配置。空に浮き上がっている感が増すのと、真鍮棒をごまかすのと一石二鳥を狙ってます。使っているのは私が大好きな、形状記憶綿の羊毛フェルト。土煙や雲、排気ガスやロケット噴射などの表現に大活躍です。というわけで博麗霊夢さん完成です。
製作後の感想はフィギュアとしては小柄で少々苦労した感じ。顔の大きさは艦これの1/8大和さんの半分くらい?でも割と豊満なボディが多いガレキフィギュアの中でこれだけ華奢でスレンダーなフィギュアは少なく、フィギュア棚でも中々目を引くものとなってます。髪の毛の豪快な横方向への展開も、ガレキでは珍しいくらい思い切ったもので、空間演出に冴えを見せてます。
個人的には値段には十分見合うキットだったという感想です。それでは、余った写真をまとめて載せておきます。
おそまつさまでした。
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