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私の過去作を随時紹介するブログ。今回ご紹介するのは「yo-ko21」です。ご存じvispoの片桐様が原型製作。2008年頃ですから、古いモデルです。当時は名作中の名作「アスカR」と併売してたんですよね。

スケールは1/6となっておりますが、かなり大きいので多分1/5.5くらい。ガンバイク込みですとかなりの大迫力。これだけデカいと完成するとものすごく見栄えがするんです。(下地処理と塗るのは面積が広い分大変ですけど。)

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(パッケージです。)

過去にもこのブログでコトブキヤ製のガレキ「テッペリン攻略時のヨーコさん(14歳)」をご紹介しており、同じキャラを複数回製作していることになります。理由は単に私が「グレンラガン」が超好きだから。

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グレンラガンは2007年にガイナックスが製作したアニメでアンチスパイラルという宇宙規模の圧力組織に大グレン団という主人公シモン率いる義勇軍的愚連隊組織が「カチ込み」をかけ成敗するという、宇宙を股に掛けたヤクザ映画的ご都合主義ストーリーに、昔のスーパーロボット系の熱いノリを加え、思想的背景として「全体主義的(いわゆるファシズム)利益と個の自由のせめぎ合い」という近代国家が抱える苦悩を取り込んだ、わりかし深いテーマのオヤジ向けアニメです。

グレンラガンでは個人の想いが螺旋力で繋がり全体主義をぶっ潰しますが、現実世界では逆のことも多いし、アンチスパイラル側も宇宙の存続を願っていた。最後アンチスパイラルのリーダーが主人公に「守れよ」と言い残して消滅するところは、その手段や結果はともあれ彼らの求めたものや理想もその原点では間違ってはいなかったという点で「うーむ」と考えさせるところがあります。

グレンラガンのような絶叫熱血系のロボットアニメは「男ばかりの汗くさいモノになりがち」です。よって、お約束としての「お色気路線が不可欠」(いわゆるセックス&バイオレンス路線におけるセックスシンボル)。しかし今石監督はストイックなのか女嫌いなのか、前半にメインで活躍する女性は「ヨーコさん」「超幼児体型」「オカマ」しかいません。(次作の「キルラキル」になるとさらに過激になり「女の皮をかぶった男」しかいなくなります。)

この結果、14歳のヨーコさんには「エヴァなら絶対に起動しない」ようなダイナマイトボディが与えられ、着衣もファイアーパターンのビキニブラ+ホットパンツ+ピンクの襟巻き、ピンクソックスという「暑いんだか寒いんだかよくわからない」ピンク成分満載の「おっさんホイホイ」的なものとなりました。

ヨーコさんがグレンラガン唯一のグラマー美女としてお色気担当を一手に引き受けることになったことによる彼女の最大の不幸は「今石監督が彼女の代わりのお色気キャラを用意しなかった」というところ。それ故ヨーコさんは独り身でいることを義務づけられてしまいました。

他の男のモノになった女に興味を示す男はいないので、ヨーコさんとデキそうになった男には即座に「死亡フラグ」が立つという恐ろしいことに。カミナとキタンが死んだときにはテレビの前で「うわぁ・・ホントに死んだ・・」と30cmほど腰が引けた記憶があります。もう一人のヒロインのニアがすぐ主人公シモンとくっついたのと対照的。これによりヨーコさんは「無入籍未亡人」「後家キャラ」「接触不能系ヒロイン」としての悲哀を背負うとともに、末長い寵愛を得るに至ったわけです。

今回紹介するヨーコ21はアンチスパイラル編に登場した21歳バージョン。14歳でもかなり男好きのするプロポーションでしたが、それが21歳設定でさらにやばいモノに。

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(相変わらずマスキングテープぐるぐるの粗雑な仮組。でもこれで十分なんですな~)

仮組した時の感想は「うーん・・プレイメイト。」アゴを指でさすりながら

VISPOの片桐様はこういうの作らせると本当にうまいんですね。この強烈なフェロモンは片桐作品ならではです。原型のこの「プレイメイトぶり」をどのように再現するかがこのフィギュアの見せ場ではないかと感じた次第です。ガレキに添付された塗装見本は、TVに出てきたヨーコさんの色指定に忠実なのですが、TV後期のヨーコの衣装はピンク成分が少なく、私の個人的なイメージとあいません。

私の塗装コンセプトはズバリ「ファイヤーホルイスタイン乳牛・ピンクバージョンSP」読むだけで吐きそうなくらい濃ゆいですが、この路線で製作していくことにしたわけです。