今回紹介するのはスズキのチョイノリカスタム??です。スズキのチョイノリとはウインカーの位置やライトの形状が違うものの、車体構成は誰が見てもチョイノリ。

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当たり前ですが、チョイノリは市販プラモにはありません。これは2005年にケルベロスプロジェクトがワンフェスで発売した、吉崎観音のイラストを立体化したガレージキットに付属したバイクです。当然ですがレジン製です。このフィギュア、人気があったらしく、その後塗装済完成品も発売されてます。確かに雰囲気良いですよね。

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仮組状態ではこんな感じ。

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原作イラストではバイクは新品同様の美しさですが、私には少々違和感がありました。偏見かもしれませんが、私には「女の子はこんなに綺麗な原付に乗ってませんよ!」的な思いが強いんです・・。元バイク店員の経験からして、ほとんどの女性はそもそも原付というメカに興味がない。

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「エンジンブレーキはどのレバーを引けばいいんですか?」「リザーブタンクはどこ?見つからないんですけど?」レベル。(原付ブームの頃はそんな無知な女子が軒並み原付に乗ってましたから、バイク整備できるだけで結構チヤホヤされたものでした。)

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というわけで、「海沿いで乗りっぱなしで酷使され、使い込まれた感」をできるだけ出すべく、このバイクに塗装のチョロハゲなど、ミリタリー系の汚し塗装を施したのですが・・・なんか昭和的な質感に・・・これじゃおじいちゃんのバイクだ・・

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そういえば、原付の黎明期、遠心クラッチのつながりが唐突で、一気に飛び出すトラブルがよくありましたねぇ。リアの荷台に買い物を積み上げたおばちゃんが、「なかなかバイクが出ないわ」などと言いながらグワッと強めにアクセルを捻った瞬間、駆動がガーンとつながり、ウィリーしながら走っていって、にんじんやキャベツをばらまきながら転倒・・・というシュールな事故がどこの商店街でも数回はあったのではないでしょうか?(特にスズキの原付で多かったような気が・・)

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このチョイノリはちょっとそんなエピソードを思い浮かべてしまうような、女の子が日常生活に使い倒してそうな・・そんなバイクですね。

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キーに刺さった「ぬいぐるみ」がかろうじて女の子感を出してます・・・

結局このガレージキットは海沿いを走るジオラマにしたのですが、女の子との組み合わせは後日フィギュアのカテゴリーでUPしようと思います。