「グリズリーパンダ ちょい置きセイバー」と、台座のカップ麺の製作記です。全然模型じゃない。半分ペーパークラフトではないか??というツッコミもあろうかと思いますが、自分の中ではこのオリジナルカップ麺はガレージキットを映えるようにするためのディスプレイ台のようなものですので、このカテゴリーでご容赦いただきますようお願い申し上げます。
グリズリーパンダのちょい置きセイバーはカラーレジンの組み立てキットで、塗装をしなくてもそのまま組み上げるだけで完成するお手軽モデルです。
秀逸なのはそのコンセプトで、「エクスカリバァアッァアアアアー」と「シロウ、ご飯はまだですか?」が決め台詞のセイバーに箸を持たせて、フタ押さえに持ってきたところ。
本来可愛くこちらを見つめているはずのセイバーが、箸を持ったセイバーですと、「アナタにはあげません」「ワタシの食事を盗るのですか?」といわれているようです。
カラーレジンもなかなかに良い色で、最後まで塗装するかしないか悩みました。
「せっかくのカラーレジンキットなのだから、このまま無塗装で組み上げてしまえば良いではないか?そもそもカップ麺のフタ押さえの要素をもつキットにデリケートな塗装を施しては、もうカップ麺の重しという〈ヘビーなジョブ〉には使えない。これでは本末転倒ではないか?しかも色ついてるのに、またサーフェイサー塗るって資源のムダなのではないか??」
(↑この短いあんよがメチャメチャ萌えますね。)
・・という思いと、
「いやいや、これはこれは。しかしですね。本当にお前さん、これをカップ麺の重しに使うお考えでお買いになりやしたか?塗らないで何の模型製作なんでしょうかね?塗らずの素組で果たして、お手前は満足できるんですかね?そんなことで模型愛が満たされるんでしょうかねぇ・・・ヒッーヒッヒ」(←誰だよこいつ・・)という意味不明の葛藤があり、最後は心の中の下品な声に負けて塗ってしまいました。
ちなみに塗装しないとこんな感じ。パステル調でとても可愛いです。顔と髪は素敵な色で、自分レベルが塗装した方が魅力がそがれるんじゃないの??という感じですが、それに比べると服部分のレジン成型色の発色が昔の安物のプラスチック成型のような色で、レジンの特性が生かせてないというか、他の部分より一段落ちるように思えます。
塗装にあたっては顔のレジン成型色(赤ちゃん肌のようで見事です。)と頬の淡いピンク色の発色が素晴らしいので、これを生かし、まず目力を上げるため目のみをブラックで塗装し、上からクリアーコートしてキラキラ目に変更しました。後、発色が今ひとつだった服とリボンをトーンを変えた2色のブルーで塗装しました。髪は塗ろうか塗るまいか迷ったんですが、服の発色が強くなったため、髪を塗らないとバランスが取れなくなったことから、結局塗っちゃいました。後、セイバーがその業として握りしめている、第2の剣「お箸」もちょっと濃いめで塗ってあります。
塗装さえ終わってしまえば、本体の組み上げはエポキシ系の2液接着剤で接着していくだけ。ダボ穴もしっかりしてますし、各パーツの接着面積も広いので、芯棒を入れる作業はいらないと判断しました。
次回は一番時間がかかった「聖杯ヌードル」というカップ麺製作について、ご報告したいと思います。
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