今回紹介するのは今更説明不要なfateから「ジャンヌ・ダルク」です。原型製作はガレージキット原型製作の神様「vispo片桐氏」。

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 私は枯れたバイク乗りということもあって、女性とバイクと組み合わせたキットの多い片桐氏の作品は大好きです。また、片桐氏の作るキットは「人物についてはアニメ、漫画的な良さを残したまま、過度に甘くなることなく立体化」し、且つ「単なるマネキンにならぬよう、小道具やメカとの組み合わせに工夫が凝らされている」ところがとにかく素晴らしいと思います。

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 このキットも馬上のジャンヌはさることながら馬が素晴らしい。実際には馬のスケールに対しジャンヌがかなりオーバースケールなんですが、造型としてみた時、現実のスケールで馬を作りますと、馬がでかすぎて逆にジャンヌが目立たない。
 
 フュギュア造型として観賞した時に馬と人、どちらにも偏ることがないよう違和感ない絶妙のバランスラインにうまく納めてます。

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 このようにキットの見事さはもはや語る必要もございませんが、なんせワンフェス等での販売原価が32000円、ヤフオクでの調達戦では、「絶対落札」と力んだあまり「正直いいたくないような金額」で高値つかみしてます(ワンフェスで並んで買えなかった方ごめんなさい。でも、私も多くの血を流したんです。)ので、とにかく製作にあたり「失敗は許されない」キットであり、ピリピリしながら製作してました・・・(遠い目)。

 私の模型製作のつたなさで、キットの魅力が多少減じるとしても、その造型の素晴らしさをできるだけ残したまま、なんとか完成させたいと念じながら・・・。

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 自分のディスプレイスペースの事情などを無視して、造型バランスに妥協しないように旗の長さをキット指定寸法より伸ばした結果、最終的にキットの高さは50センチとなり、私の所有するガレージキットで最大寸法となりました。キットは1/7と紹介されているようですが、限りなく1/6に近いスケールです。

 製作過程の苦労話は長くなるので次回以降にボチボチ書いて行こうと思います。