今度は過去に作ったミリタリーモデルのひとつを紹介したいと思います。
私が製作するミリタリー系の模型はほとんどがジオラマ仕立てになってます。戦車や装甲車を単体で製作したことは今までありません。ほとんどジオラマにしています。これは自分の中にモノ単体よりも、それと人とのつながりや、それが存在する風景を表現したいという欲求がどこかにあるからだと思います。
イラストにしても背景のないものというのはまぁ描きません。背景とは奥行きであり、そのイラストの人物が存在している世界ですから、背景も人の一部と考えています。つまり背景を描いたり表現するのが大好きな変態さんなのです。
私はミリタリーマニアではありませんから、時代考証や、装備などに必要以上にこだわりがあるわけではなく、いろいろと組み合わせることによって、考証がおかしくなり、人によっては突っ込みが一杯入るような代物なのかもしれませんが、模型ですから所詮自分が楽しければいいので、そんなものは大体あっていれば良いのです。模型は創作である以上、自由です。
このジオラマはある模型店のコンテストで1位になったものです。地方ですので都市部ほどレベルも高くなく、競争が激しくありませんが、それでも一番というのは嬉しかったなぁ。技術より雰囲気が良かったのかもしれません。
旧ソビエトのT34-76です。通りがかった道ばたにある死んでいった兵士の墓を黙って見つめる歩兵達。そんな情景を表現してみました。ジオラマ台はホームセンターで買ってきた木材。紙粘土でベースを作り、大きな石を取り除いたコンクリートで土を作り、塗装。後ろの木はとあるインターチェンジで見つけた木の根っこを防腐処理して逆さにさしてあります。
難しかったのは、戦車の上の兵士達の目線を全て墓にあわせること。なんせ35分の1ですから、拡大鏡で拡大しながら必死に塗った記憶があります。
私が作るミリタリー模型はこんな感じです。このようなジオラマもあと5つほどありますので、おいおい紹介していきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (1)
模型だったんですね。
私はガンプラばかり作っていました。バンダイの工場を見学した時に3Dプリンタがあって、最も小さいアムロのパーツでも表情をつけてるそうです。
ジオラマでもやっぱり人物の表情だと思います。へっちまんさんのジオラマはちゃんと兵士の憔悴した表情が出てると思います。器用なんですね。
ジオラマはやったことありませんが、新型コロナが流行る前までは毎年静岡ホビーショーに行っていました。プロのジオラマはすごかったです。山田(名前忘れました)さんという有名な方はジオラマからは、その世界の全てのストーリーが想像できる出来栄えでした。
来年の5月のホビーショーはスポスタとホーク11で観に行こうかなあ・・・
へっちまん
がしました