今回はバイクネタからちょっと外れて、ホットな時事ネタを語っていこうと思います。

その時事ネタというのは、今年に入って一部のユーチューバーを直撃したであろう大規模な収益化停止のお話。まぁモトブログ系ユーチューバーはほとんどが収益の対象外で関係ないのかもしれないけど、麗夢と魔理沙のゆっくり系動画はバイク関連でも一定数は存在しておりましたので、バイク界隈も全く影響がないというわけではないでしょう。

ライブドアという人様のプラットフォームを利用してブログ書いてる私も、本件にまったく無関係というわけではございませんので、「ネットの情報発信でお金を稼ぐ」、という点について、私の考えをまとめておきたいと思ったんです。ちなみに私はネットでの情報発信歴は、このブログ以前のものも含め、通算25年くらいにはなりますが、収益にしようと考えたことはありません。

今回のYouTubeの収益停止は私が「なぜネットを収益源にしないのか?」の理由を象徴するようなもので、これは、ネット上のプラットフォームを利用して収益を得ることのリスク全般を考える際には、なかなか味の深い出来事だった気がします。

まずYouTubeの収益停止とは何だったのか?という点についてご説明しますと、YouTubeは閲覧数が一定数に達した動画配信者に対し、パートナープログラムに登録することで、再生数に応じて収益が分配される仕組みを採用しています。動画がまわるとそれに応じた収益が入るようになっており、それが「職業ユーチューバー」という人種を生み出しておりました。しかし、昨年その収益化の基準が変わり、今年に入って基準に合致しない動画が収益対象からバッサリ切られちゃったんですよね。

それにしても「収益化停止」って、なんか「心肺停止」みたいな無常感があって怖いですな~。収益って本来は泥臭くて生活的なものなのに、その単語の響きには、「人工知能メルキオールから自律自爆が提訴されました」とか生命維持機能が停止しました」って感じの、めっちゃドライな残酷さがある。まさにAI音声にピッタリの単語ですけど、今回はそのAIが狙い撃ちになってます。そう、「解説にAI音声を使っているもの」とか「AIで大量生産された動画」をアップしてるユーチューバーが軒並み収益対象外とされたのですよ。

YouTube側の言い分では、その手の動画は「視聴回数を増やすことのみを目的として大量生産されたコンテンツ」であったり、「繰り返しの多いコンテンツ」であるから、「信頼できない」ってことらしい。

これらの動画の収益停止措置により、AIを使ってネット上のネタまとめをして稼いでいたユーチューバーは収益を吸うだけの「チューチューバー」と認定され、メンバーシップからゴッソリから排除ってことになったのです。

いや~今回の件で「人様の作ったプラットフォームで生計を立てるってのはやっぱ怖いな・・」って改めて思いましたわ。だって「人のさじ加減ひとつで、完全に息の根を止められ、それに対して打つ手がないという本質的な恐怖」を感じるじゃないですか。

いやね。一般社会でも自営やってりゃ倒産とか経営破綻で収入がなくなるってことはありますよ。でもそれは、これまでの色々な問題が積み重なり「固定費や有利子負債の支払いが収入を上回ってしまった」結果なわけ。つまり、現実世界では破綻のほとんどは「収入に対して支払いがデカすぎるだけで、収入を得る能力がゼロになったわけではない」のです。ですから、何らかの形で負債を減らしたり、支出を抑えたりして対処すれば、立ち直れたりするし、本人のやる気次第ではまだ未来も見えてくる。

でもYouTubeなどの動画配信における収益の停止って、予告も無く収益がいきなりゼロ。失業保険もないので、即死感がハンパないです。

加えて無料のプラットフォームというのは、プラットホーム事業者側が「圧倒的ではないか我が軍は」になっている世界なんですよ。今回の収益の停止でも、YouTube側に本気で噛みついている配信者は一人もいない。

絶対権力者である運営側の機嫌を損ねたら、さらに酷いペナルティが待っている可能性もあるから何もできないんです。一方的な権力構造と巨額の収益性は人の牙を根こそぎ抜いてしまう。そんな世界を職業にするのは、ちょっとお厳しいんじゃないですかね?

最初は自由で楽しいし、「やりたい放題で収益もあるから最高!会社を辞めてここで生きていきます!」って思うのもわからんではないし、初期の頃は参入者も少なく収益も凄いからマンション買ったり高級車買ったりで、我が世の春を謳歌できたことでしょう。でも、この世の中って

タダと自由ほど怖いものはありませんからね

プラットフォームが普及拡大し、収益が見込めるフェーズに入ると、これまで無干渉だったプラットフォーム事業者が、じわじわと「大人の事情の押しつけ」を開始する。プラットフォーム事業者にも目指すべき理想的収益の形があり、そこに向かうための事業計画があるのは営利企業として当然ですから、その方向性に邪魔だったり、問題のある動画については容赦なく足きりが行われていく。そして、それに対して動画配信者側はなすすべがなく、なんら対抗手段がない。

ちなみに私が使ってるライブドアブログも無料のプラットフォームですので、セキュリティとか、メンテナンスとか面倒臭いことは全部ライブドアさんがやってくれて、私の持ち出しはゼロ。私はブログ製作に集中していればいい、こりゃ天国じゃないですか。

しかし、そうやって笑っていられるのはブログが一定のレベルに育つまで。ある程度閲覧者が増えた段階で、ヘッダー下の一番目立つところにデカデカとエロ広告が入るようになりました。それは予告も無く、極めて突然かつ劇的だった。だってある日ふと自分のサイト見たら、アダルトサイトみたいになっていたわけですから、これはビビる(笑)

「オィィィイイ!オレのブログがこんなに風俗なわけがない!!」

って叫びたくなりましたよ。

「ククク・・オマエのブログにはこの広告達こそふさわしい(笑)オマエはブロガーの中でも最弱・・」ってライブドア運営の高笑いが聞こえる気がしましたね。あのね。この世で一番腹立つのは、程度の低い人間が「オマエはその程度だ!!」って言われることなの。わかっていることとはいえ、さすがに白目です。

しかし、これは私のブログが収益ベースに乗ったことにより、ライブドアの営利企業たる側面が見えてきたということにすぎない。私に無償で店を貸してくれていた家主が、店にそこそこ客が入るようになったのを見計らい、2階を増築し、「コイツはエロガッパだから、2階にファッションヘルスを入れとくか・・」ってことになったのですよ。

家主がテナントを所有している以上、他の空きスペースに何を入れるかは家主の自由だし、エロ系広告は「家賃収入高そうだな~」って思いますもん。嫌なら出て行けばいいけど、そもそも面倒臭いし、ライブドア以外の無料ブログが将来的にそうならないという保証はどこにもない。また私のブログ自体が「怪しいアニメショップ」みたいなビジュアルなので、今さらピンクテナントが入ったところで、駅前にあるアングラ系雑居ビルと同様の姿になっただけともいえる。

広告収入が無料ブログ運営側の唯一の収益源である以上、広告スペースに高値をつける業者と契約するのは自然な姿であり、格好つけずに高収益のエロ広告をお出ししているからこそライブドアはプラットフォームとして安定しているわけですよ。

もうこの際、表示されるエロ広告にあわせて、自分のブログタイトルも「へっちまんの秘宝館」にして、キャラの肌露出増やしてエロ一色にしていくという倒れ込みも考えたんですけど、それじゃ売れないソシャゲの末期みたいであまりにも哀戦士がすぎるじゃないですか。

ぶっちゃけ言っちゃうと、ネット上にある私のクソのようなブログなぞ、リアル社会に対する影響はまったくないので、何が起こってもおかしくない。これがネット世界の現実です。

スマホ
スマホ2.2(我が身を削って笑いを取るのがネット世界の特攻スタイル。暴走する若者達よ見ているか?これが50過ぎの大人の特攻というものだ!)

ちなみに「オマエのブログはあまりにもくだらないから明日から停止ね♡」っていわれても、「ほぉん(笑)」って感じです。社会的な価値がないものなんて、いつなくなっても良いし、私のブログがその類いのものであることは重々承知している。暇つぶしの娯楽なんてどんなに人気が出たって所詮その程度の扱いですよ。

だから、数年前のネット記事で、若者のなりたい職業上位が「ユーチューバー」って報道されたときは心底驚きました。この世界が若年層の間で「職業として認知されている」ってのは結構な衝撃だったんですよね。ネット世界に長年いる私には、「それ完全にミスリードじゃね?」ってツッコみたくもなりました。

ネットがらみの収益ってのは職業というにはあまりにも永続性がなくて不安定だし、そもそも個人が趣味で楽しんでいる動画とかブログって、製作動機とスタンスが商業主義と真逆で相容れないはずなんですよ。

匿名ブログってリアル世界で自分が隠してきた本性や、闇の人格、特殊性癖をさらけ出してやりたい放題やれるから、ストレス発散の場として最適なわけですよ。そこに収益なんか持ち込んだらストレスの発散の場が、ストレスの発生源になっちゃうじゃないですか。

私は真の楽しさっていうものは、いろんな制約から切り離されたココロの自由から生まれると思うんです。でも仕事って正反対。収益を求めるのなら、収益に見合う価値を創造していかなければ、いずれは立ちゆかなくなるのが世の常です。だから、ブログを収益化すれば、自分のブログの社会的価値ってのを考えざるを得なくなる。そんなのクッソ面倒くさい。今回のYouTubeの収益停止も、「収益を得たければ、アナタの動画にそれに値するような価値を与えてくださいね♡」って運営側から当たり前の釘を刺されただけ。でもね。逆にいうと金などもらわなければ、無価値のゴミを大量生産することが可能なのもネットなのですよ。

趣味って恋愛にも似てて、トキメキが最大価値になる世界です。そして、ネット世界は薄汚い現実と切り離されており、トキメキだけを摂取するにはもってこいのフィールドです。浮世を忘れて踊り狂える仮面舞踏会の会場みたいなもんですよ。そんなところに収益というリアルを持ち込んでどうするのか?それやったとたん、トキメキの恋愛フィールドが、生活臭にまみれた結婚という束縛に変わる。そう、

恋は人を盲目にさせるけど、結婚は視力を戻す

それを趣味の世界でやりたいか?ってことですね。

私が愛してやまないバイクだって同じ。四輪が快適性、安全性、社会的道徳性を追求し、モビリティとしての常識度を高めていっているからこそ、正反対の性質を持つバイクの自由さが際立っていくんです。

バイクは、乗り手の「フィジカル」で速度負荷に対抗し、安全性は「ライディング技術」に依存していて、道徳性は「自己責任」という、「改めてとんでもねぇ乗り物だな~」って思いますけど、だからこそ走り出した瞬間、束縛からの解放による圧倒的自由を感じられ、脳内がお花畑になるような原始的快感があるのです。

私が声を大にしたいのは、この世には「社会的必要性や収益的価値、常識や妥当性から切り離されているからこそ、価値があるものがある」ってことです。そしてそれは私にとって縛りと制限に満ちた日常生活からの逃避の場として、絶対に存在しなくてはならないものなのです。だからこそ私の中で、収益を求めていく職業世界と、趣味の世界は相容れず、そこに明確な境界線が存在している。

私にとってはブログやバイクは完全に収益境界線の向こう側。人の顔色を気にしたり、自分の望まぬルールに従いたくはない。だって自分の趣味まで誰かの尻に敷かれてるなんて格好悪いし、楽しくもなんともないじゃないですか。そう、たとえエロまみれになったとしても、垢BANされて即死しようとも、収益で汲々とするより、ハッピーにハチャメチャやった上で花火のように消えていきたい。その点は譲れないところですね(笑)




※最近は私のブログに昔のような過激なエロ広告は入らなくなりました。代わりに怪しげな通販サイトや、Kindleやソシャゲのリンクが多くなってます。これはライブドアの方針が変わってエロ広告を排除するように動いているってことなのか?収益性に興味がないと、そこらへんに全然意識が向かないのですが、昔ほど見栄えが悪くないのはありがたいです。