いや~本日はブログタイトルにちなんで「日曜日の朝一、ニチアサにアップじゃぁあああ!」って意気込んでいたんですけど、朝起きたらこんな状態。んがぁぁあああ・・終日雪かきで、アップは夜になっちまいました・・・。

ニチアサ
(早朝の自宅玄関前。前日まではまったく雪がなかったのにぃぃいい!!この時点で35㎝くらいは積もってましたかねぇ・・。)

ブログ書くにあたっては、毎度ネタを考えるわけですけど、古参バイクについて今更ネタってなかなか浮かばないですよね。なんせこのブログのダイナ関連とゴールドウイング関連記事って各100以上ある。頭おかしい。こうなってくると、なに書いても自分の過去記事とダブる気しかしない。

そもそも、わたしゃ過去に書いた内容なんて覚えておりませんからね。人とは忘却の生き物。忘却しないと人生で積み重ね続けた恥のミルフィーユの味の深さに自決しかねない。だから多少ネタが被ったところで、「忘れちゃった☆気にしない♡」精神で書いていきます。それでは本文をどうぞ。

私は来月で55歳なるのですけど、私がハーレーに初めて出会ったのは38歳の時。そこから今まで、ずーっとダイナに乗り続けてます。

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(ダイナ・ローライダー。私のブログ開設時から存在している圧倒的古参兵。登場時にはカスタムはほぼ完成しており、姿形はほとんど変わっていません。)

ダイナを購入した頃は、仕事もそこそこ忙しく、バイク小屋にあった不人気青メタGPZ1100も車検を通す気力がなく放置。その頃、バイクについては、かなり深刻な袋小路に陥っていて、「いい歳になったし、仕事も軌道に乗ってきたし、まわりからも危ないって言われるし、そろそろバイクは潮時なのかも・・」な~んて考えており、バイク人生終了の足音すら聞こえていたんですよね。

そんなときふと「最後の記念にハーレーにでも乗っておこうかにゃ・・・」なーんて思ったわけです。そんな想いでふらっとディーラーに入ったのはいいんですが、なんせハーレーの知識はゼロ。店内のバイクが全部同じようにしか見えない。「試乗車が何車種かありますんで、乗ってみますか?」と誘われて、フラフラと試乗してみたものの、今まで乗ってきたバイクとあまりにも違いすぎて、どれがいいか全然わからなかった記憶がある。

しょうがないから店長に「ハーレー初めてなんで、どれがオススメですか?」って聞いたら、「長く乗るにはこれがいいです。」ってダイナ・ローライダーの黒を勧められたんですよ。「じゃあ、それで・・」ってその日のうちに契約書にサインして、知識ゼロからのハーレー生活がはじまり、そこから今まで17年間ダイナ・ローライダーに乗り続けているというウソのようなホントの話。

その4年後に増車したゴールドウイングも、F6Bからきんつば嬢への乗り換えを挟んで、同一モデルにもう13年になる。次に古いのは※のじゃ子でまだ3年そこそこですから。この2台とその他のバイクでは大きな大きな時間軸の差があるんですよね。そこで今回は「なんでそんなにしつこく乗ってこれたのかなぁ・・・」ってところに絞って考えてみました。

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(ゴールドウイング1台目のF6B。これでゴールドウイングの魅力にはまります。ワンフレーズで表現するなら「せか~いで~♬いちば~ん♩お殿様~♪」なバイク)
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(そして2台目。現在の愛車「きんつば嬢」。F6Bをギュッと圧縮し、用途性をさらに拡大して生まれ変わったSC79。F6Bにはまだつけいる隙がありましたが、コイツはあらゆる面で隙がない。トータルバランスを考えたとき、これに勝るクルーザーはこの世にないと断言する。)

その理由は私の中では2つくらいあって、その1つは「バイクを尖らせず、日常で使いやすいカスタムを施してきた」ってことと、もう1つは「あふれ出る欲望に対し、買い換えでなく増車で対応した」ってことですかね。

週末に数時間乗るんだったら、特定部分が尖ったバイクでも全然問題ないし、逆にその方が印象が強くて楽しいかもしれない。でも、毎日乗るとか、そのバイクと長い時間を過ごすのなら、自分が許容できない欠点や嫌なところ、気になるところがないことが重要だと思っています。

料理で例えるなら、毎日食べるとか、長きにわたって主食とするのであれば、派手でインパクトがあるよりも、自分が安心して食べられる味付けと量の方が負担が少なく、飽きがこないって理屈ですね。ハーレーが古くさい空冷エンジンを採用しながら、根強い支持を集めてきたのも、馬力をよくばらず、多くのライダーが日常的に使う領域での気持ちよいフィーリングを追求したことが一番の理由じゃないかと思うんです。

そんなバイクをカスタムするにあたっては、より高性能方向にシフトするのか、個性を伸ばすのか?っていう2つの方向性があると思いますが、ダイナは私にゆっくり走ることを教えてくれたバイクですから、速くしたりパワーを出す方向にカスタムしなかったんですよね。出力は可能な限りそのままで、排ガス規制で失われた低速のトルクと柔軟性を回復し、ポジションやサスペンションを中心に、気になったり、ここをもうちょっと改善したい・・ってところを潰して、日常領域で気持ちよくするっていうカスタムに徹してました。

そんなカスタムを続けるうちに、私とダイナは徐々に馴染んでいったのですが、それ故に乗り越えられない壁もあった。「多種多様な乗り味、フィーリングに憧れる俺のワガママな欲求はどうなるんだ?」ってことです。人間って同じ刺激に甘んじることはマンネリに繋がるから、マンネリからのブレイクスルーを求めてカスタムしているところもあると思うんです。バランス型のカスタムでは、その欲求には対応できないんですね。

「欲望という巨大なモンスター」は日々大きくなり続け、多くのライダーがそれに抗しきれなくなるからバイクは売れ続ける。ダイナを手放したくなかった私はそこでひたすら頭をヒネり、「この際タッグにしちゃえばいいのでは?」っていう発想にたどり着いたわけです。その悪魔的発想が、やがて私を奈落の底に突き落としていくことになろうとは、この海のリハクをもってしても・・。

とりあえず、ダイナでは満たされない私の欲望を満足させるため、相方として、私が選んだのが、まったく真逆のエンジン形式と巨大カウルをもつ「ゴールドウイングF6B」でした。この方針は当初大戦果を上げます。ゴールドウイングとダイナとのタッグは非常に相性が良く、かつ強力で、約7年間にわたり、私の欲望の侵略を阻み続けることに成功したわけです。

「7年間バイクを売りも買いもしなかった」というのは私としては最長記録。そう、この2台は、へちま王国最強ヘビー級選手権王者として殿堂入りのタッグチームであることは間違いない。夏のダイナに冬のきんつば。私の中ではこれ以上の組み合わせはちょっと考えられない。イメージとしてはスタン・ハンセンとジャンボ鶴田がタッグ組んでいるみたいなもんですから、メチャクチャ強いし、穴も隙もない。

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(最近はファンタジーで甲冑を纏い、男顔負けで戦う女性戦士も増えてきておりますが、私世代の戦う女子はビキニアーマーかリンコスですよ。ということで、リンコス姿のダイナときんつばをどうぞ。)

しかし、その世界最強タッグ路線にも致命的な問題があったんです。テレビアニメと同様、光が強くなればなるほど、「それに伴って闇の力も増大する」ということです。ダイナとゴールドウイングの最強タッグと7年付き合ううちに、私の欲望は、それすら凌駕する強大さになってしまった。ダイナとゴールドウイングをもってしても、押さえ込めない欲望ってことになると、もうね。とんでもないモンスターですよ。いきなり最強クラスをぶつけちゃったことにより、私の欲望も最強クラスに育ってしまうという大誤算を招いてしまう。

確かに夏のダイナと冬のゴールドウイングのタッグは一年通してバイクを楽しむという面では完璧でした。しかし、完成度が高すぎたが故に発展性がなかった。そもそもこの2台、キャラが確立されすぎてる。そう、スタン・ハンセンやジャンボ鶴田クラスになると、ヒールにして極悪マスクかぶせるとか、ストーカー市川みたいなイロモノにして、話題をまいていくことができない。そんなことをするプロモーターはさすがに下の下でしょう。

そんな中で、増大する欲望という名のデンライナーに対抗する手段は一つしかなかった。そう、戦う仲間を増やすこと。つまり増車です。もうね。一番ダメな奴。同じニチアサヒーローものでも、仮面ライダーのような単独ヒーローではなく、スーパー戦隊やプリキュア路線を選択してしまった。このため「敵が強くなる度に追加ヒーローや追加キュアを投入する」という、戦隊方面の王道の展開になっていったのです。

この世の中って、分野が違うように見えても、その本質はあんまり変わらないものです。バイク消費も、ヒーロー系テレビ番組も突き詰めると同じようなところがある。インフレし、強大な悪の組織と化した欲望に対抗するために、単独ヒーロー路線を選択するとバイクも「カスタムによる強化や、買い換えでより強まった姿にフォームチェンジ!!」という仮面ライダーのお約束路線になり、選択するバイクの排気量や価格、カスタム代金がどんどん高額になっていく。これが1台と添い遂げる人達の王道路線でしょう。

しかし、私は「力を合わせて欲望に立ち向かう!!」という、戦隊ヒーロー&プリキュア路線を選択してしまったが故に、インフレ対抗策は必然的に「数の増加」ということになってしまった。実際、私のバイクラインナップって、プリキュアとまったく同じ歴史を辿ってしまっている。

プリキュアは当初「ふたりはプリキュア」で2人組でした。しかし、その後番組「ふたりはプリキュア・MaxHeart」で、シャイニールミナスが追加され、3人となり、後番組「Yes!プリキュア5」で5人に増加、続編の「Yes!プリキュア5Go!Go!」でミルキィローズが追加されて6人。もうね。私のバイクライフ今ココですがな。

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(肉体的にはヘタレを極めた私ですが、欲望パワーだけはゴリマッチョな自信がある。特に一昨年から昨年にかけてはバイク物欲魔人と化していた気がします。でもさすがに欲しいバイクは買い切った感があり、ここ数ヶ月は欲望は打ち止め状態です。)

さすがにプリキュアは7人に増えたことはありませんが、ヒーロー戦隊は宇宙戦隊キュウレンジャーで追加含めて12人まで増えたことがある。「ヒーローのくせに数にまかせた袋だたきかよ!」というご意見もありましょうが、正義とは基本、多数や力をもって押しつけるもの。ヒーロー番組では「正義は勝つ!」が口癖ですが、本質は逆。この世の実態は「勝つから正義!」なのですよ。時代の流れや多数派の変遷による優劣の逆転により、正義は正義のまま悪に変わる。

少年漫画などでは「わしが滅びても悪は決して滅びぬぞ!」なんてラスボスが叫ぶのが一つの見所になってますが、物事を正義と悪に単純に分けたがる人の脳内二元論が変わらない限り、悪という概念は生まれ続ける。つまり「ニチアサヒーローものは永遠に不滅」であり、袋だたきでもとにかく勝ちゃあいいってことなんですよ!!ダーッハッハッハ!!!

話が横道にそれましたが、このような戦隊系の特徴は「増員はあっても離脱がない」ことです。各戦士にレッド、ブルーなどのイメージカラーが割り当てられ、多数になってもキャラがケンカすることなく、総合的な戦闘力と協調性が増すようなチーム構成になっている。そもそも過去のメンバーが離脱を余儀なくされたり、二軍落ちになるような増員計画では戦力増にはなりません。

増車だって考え方は同じだと思うんですよ。以前バイク小屋にストリートトリプルRSとHAWK11が並び、ストリートトリプルRSを手放すことになったわけですけど、あれは2台の活躍のシュチュエーションが被っちゃったことによって起こった入れ替え劇でもありました。同じものが2台並べばどっちかを選ぶことになるのはしょうがない。ツンデレは1人ならいいけど2人出てくるとストーリーが崩壊します。ストリートトリプルRS自体は素晴らしいバイクだったのに、ああいうことになってしまったのはプロモーターとしての私の経験不足であり、大いに反省するところです。

私がエンジン形式やタイヤ径等があまりカブらないよう増車しているのも、そんなニチアサ戦隊理論によるところがありますが、そのような選択により、私のラインナップの中で、戦隊レッドやブルーの地位にあったダイナとゴールドウイングはずっと、その地位に居続けることができたんだと思う。実際バイクが増えて、いろんな乗り比べが可能になったことにより、あらためて、この2台を「さすがだなぁ・・」って感じることも多くなった気がします。

増車って別に増やすことが目的ではないんです。どんなバイク乗りでも「一生添い遂げられるようなバイクと出会う」ことが消費における夢でしょう。でもその夢が実現しても、「他に欲しいバイクがなくなるわけではない」んですよ。だからバイクは増える。増えざるを得ない。それが現実です。

「目的を達成すればするほどバイクが増え続けるという決して醒めない悪夢」

がバイク消費なんですよ。そんな過酷な現実を前に多くの人が悶絶するような思いをしているはず。だってバイクって普通は1台しか所有が許されないじゃないですか。だから増車できない人が一台と添い遂げるのは限りなく難しいのです。

バイクとの別れって、そのバイクが嫌になったと言うより、もっと魅力的なバイクが見つかったことにより、別れを余儀なくされるケースが多いと思うんです。私は幸いにもバイク小屋という巨大格納庫を有することにより、その別れを先送りすることができている。つまり環境に恵まれているだけ。蓋を開けてみれば、それが結果的に長く乗れている一番の理由だった。

もうね。ミもフタもないですな。長く乗り続けられる要素を持つバイクは素晴らしいけど、私はまったく素晴らしくない。一台と添い遂げるどころか、いつまで経っても欲望の奴隷じゃないですか。短期で買い換えるか、長く乗るかは、「浮気で次々女を変える」か、開き直って「キャバクラ貸し切りハーレム状態」にするかの違いでしかないのですよ。

浮気性の男の習性なんて、所詮そんなもんなんですねぇ。