※のじゃ子(HAWK11)の走行距離が伸びてます。ザラブ嬢(ストリートトリプルRS)は約3年で11600㎞ほど乗ってからお別れしましたが、※のじゃ子は2年経ってないのに既に11000㎞に到達。

他のバイクとほぼ同じくらいのペースで走行距離を伸ばしてますから、走行距離を見る限りセパハンのデメリットはほぼないといっていいでしょう。本来ポジションがキツくて距離がのびないはずの、※のじゃ子の走行距離が伸びているのはナゼなのか?その理由はバイクの特性にも大きく関わっておりますので、今回はそこを掘り下げてみたいと思います。

距離が伸びている要因はいろいろありますが、私の主観をざっと上げると、

①冬に強い

②ランニングコストが安い

③セパハンが楽しい

の3つです。今回は、これを詳細に解説していきます。


その1 冬に強い

これはHAWK11を購入して一番、予想外だったところです。6月に予約したんですけど、コロナによる生産遅延の影響で、納車は11月末。雪国ではバイクシーズンほぼ終了の時期でしたけど、冬場に2000㎞くらい距離を稼いでるんですよね。

皆さんご存じのように、バイクって冬場はかなり厳しいんですよ。ぶっちゃけ寒いじゃないですか。下半身はタンクでガードされてるから、ダイナみたいに、太もも内側に風が当たって「死ぬぅ~~☠️」ってことはないんですけど、とにかく指先がヤバい。指ってあらゆる操作の基本だから、ライディングでは一番守らなきゃならない最重要部位なんですけど、バイクは構造上、ここに寒風の直撃を受ける。冬場のバイクはまさに「指先拷問機」といっていい存在なんですね。

私は過去のトラウマからくる宗教上の理由で、着用型電熱装備は避けているので、バイク側で耐寒するしかないんですけど、ストリートトリプルは、純正のオプションパーツがクッソ高くて、社外品もないから、どうにもならなかった。「この際、汎用ぬくぬくハンドルカバーつけるしかないな・・」なんて思ってたわけですが、ストファイにぬくぬくハンドルカバーは一種の冒涜行為ですからねぇ・・。

ハンドルカバーは、冬最強の能力を秘める定番アイテムで、誰もがその能力を認めてはいるんですよ。でも、コイツはどんなバイクのスタイリングも一発で破壊し、郵政カブと同列にしてしまう特級呪物です。ハンドルカバーは「寒さに対する完全なる白旗」なんで、スーパースポーツとかストリートファイターと相性が最悪なんですね。

スクーターならともかく、大排気量のスーパースポーツやストファイなんて、ファイティングスピリットを前面に出してる超高性能戦闘機じゃないですか。そんなのにハンドルカバー装着なんて「鍛え抜いた肉体+クソザコメンタル」のコラボになっちゃう。もうね。日本の萌えアニメに目覚めたトニー・スタークが、アイアンマンを痛スーツにしてしまったくらいのいたたまれなさがある。

トニースターク2(酷すぎる雑コラ。トニー・スタークにはオタクの素養がメチャクチャあるから、日本のアニメ見せると8割くらいの確率でこうなっちゃうと思う。)

チェック柄のハンカバ付けたストリートトリプルRSが道の駅に颯爽と入ってきたら、そこにいるライダー全てが

「うぁわあああああ!!やめろぉおおお!頼むからやめてくれぇええええ!!」

って頭を抱えて精神汚染に陥る可能性が極めて高い。こういうダメージはジワジワ精神を蝕んでいって脳を破壊する可能性があるから、ハーレーの爆音マフラーどころの被害じゃすまないかもしれない。そんなワケですから、私は公共の福祉を鑑みて、ザラブ嬢に有効な耐寒防御を施すことができなかったんですね。

これに対し、※のじゃ子さんは、とにもかくにもロケットカウルがありますから。あのロケットカウルはデザイン重視で「あまり防風効果がない」っていう人もいますけど、いやいやいやいや、あんだけ顔面デカけりゃ防風効果がないなんてことはあり得ない。肩口付近から下の風をきっちりカットしてくれます。そして、賞賛すべきはあの「痴漢の覗き鏡」みたいな特殊形状のミラーですよ。

「オィィィイイイ!これミラーの形してるけど、実質ナックルガードじゃね?!」

ってくらい、指先を風の直撃から守ってくれる。グレードの高い冬用グローブはめていれば5℃切っても、指は全然大丈夫なんです。このバイク、空気抵抗とか整流効果は突き詰めてないけど、オールシーズンの使用を想定した、ありがたみのある防風性能をキッチリ備えているんですね。案外、生活力が高いんですよ。

あと、タイヤの差も大きい。ザラブ嬢が装着してるスパコル様は冬はハンガーストライキ気味になるんですよ。「サーキットの摩擦ゴリゴリ路面での高荷重超高温環境でも十分使えます~」などというスピード欲に振り切ったタイヤは温度低いとコンパウンドがカッチカチなんです。股間がカッチカチなのは若くていいけど、タイヤがカッチカチなのは弊害しかない。ハイグリップ系は路面にねっちょり張り付いて接地感とグリップを稼ぐのがお仕事だから、カッチカチだと能力がほとんど出てこないんですよね。

鍛え抜かれた体脂肪の少ない短パン細マッチョのスプリンターを、「寒中水泳どうぞ~♡」って、冬の浜辺に放り込んでも、クチビル紫にしてガタガタ震えるだけ。太陽の戦士たるスパコル様に「冷え冷えの公道環境で本領を発揮して下さい」ってお願いする方がムリがある。タイヤが本領発揮できない状況下では、バイクが本領発揮できるわけもなく、「まぁ冬はそういうもんだ」って割り切って乗るしかないんですよね。

その一方、※のじゃ子が履いてるGPR-300はオールラウンドなストリートラジアルだから、いろんな環境に対応できるよう、多少脂肪をのせてあるんです。動きのキレや感度は落ちるけど、低温に強いし、雨にも強いし、ギャップ吸収性もある。

というわけで、※のじゃ子は耐寒性能が高いし、リッターSS系のタイヤが抱えてる冬特有のネガや機能低下がないから、冬でも平気で乗れてます。実質きんつば嬢に次ぐ冬の2番手ですね。冬に乗れるんだから、距離も伸びるってわけですよ。


その2 ランニングコストが安い

ランニングコストが安いっていうのも、誰でも体感できる非常に重要なメリットです。戦艦大和が第二次大戦中に出撃できなかった理由は、燃費と消耗品のコストがデカすぎて、資源が限られていた日本軍の備蓄を圧迫したからですよね。バイク乗りの財力も同様、無限どころか、常時枯渇気味なわけですから、コストってのは無視できない問題になってくる。その点では、※のじゃ子のランニングコストはセパハンのリッタースポーツと思えないほど安い。涙が出るほど安い。

標準装着タイヤのGPR-300っていろんなバイクに採用されてるんで、量産効果があるのか、リーズナブルでお安いんですよね。にもかかわらずソコソコのグリップ力とクセのない乗り味、快適性、ロングライフ、ウェット性能、耐温度依存性などをバランス良く備えておるわけですよ。そのソコソコのグリップを270°クランクのトラクション能力とホンダご自慢のトラクションコントロールでギリギリまで引き出して走らせるってのがHAWK11の醍醐味なんで、お財布に非常に優しいんですよね。

なんせ前後で工賃入れて6万円で交換できちゃうし、私のホームコースでシゴいた走りしても、6500㎞くらいはもってくれる。リッタースポーツのタイヤとして考えればバカみたいに経済的です。ホンダのユニカムパラツインも私の使用環境ではリッター20㎞を切ったことはなく、しかもガソリンはレギュラー指定という庶民派でござる。

これに対してザラブ嬢は典型的な高コスト体質。ぶっちゃけデパートの屋上にある遊戯用バイクみたいに、百円玉をチャリンチャリン入れながら走っているようなもんでした。ザラブ嬢はスパコルSPを奢ってましたけど、これCBR1000RR-Rとか、パニガーレV4とかが履いているようなスーパーハイグリップタイヤで、いわば公道用タイヤの頂点ですよね。当然、戦闘力や路面からのインフォメーションは最高で、「タイヤに意志があるように曲がる」って感覚を私ゃ初めて味わいました。でも、その代償にフロントは3000キロでスリップサインが出ちゃう。鼻血ブーです。リアにサーキット用のSC2を入れたときはリアも3100キロでお亡くなりになって、オツムが大噴火しそうになりました。

で、前後交換すると9万円くらいがぶっ飛んでいく。これだけタイヤ寿命が短いと、「そのカゲロウのように儚い命を一番楽しめるところで有効に使ってあげよう」ってなるから、ツーリングなんかもってのほか。近場にあるホームコースでのヒキコモリと化してたんですよね。燃費はスポーツモードでシゴくとリッター16㎞。当然ですがハイオク指定。

まぁ燃費はエンジンの性能や能力考えると全然OKって感じですけど、タイヤコストがエグかったですねぇ・・。コスト計算すると「1㎞あたり20円」でしたから、タイヤコストがハイオクガソリンの倍ですよ、倍。手放すまでの11600㎞時のタイヤコストは23万円ってことになりますからね。ザラブ嬢はタイヤ入れ替えてしばらくしてから売ってるから、実質30万円以上タイヤに使ってるんです。それに対して※のじゃ子のタイヤコストは「1㎞あたり9円」ですから、もう経済性の差は明らかですよ。こんだけコスト低けりゃ遠方のワインディングへの遠征もまったく苦にならない。これが※のじゃ子の距離が伸びた理由の2つめです。


その3 セパハンが楽しい

多くの人はセパハンは苦しい、シンドイ・・って考えているのかもしれないけど、私は逆。※のじゃ子は私のバイクで唯一の伏せポジションなんですけど、4台ローテーションで乗ってても、乗るのがイヤなどころか待ち遠しいですね。やっぱ、ステアリング軸の上に自然に自分の頭がくるバイクって一体感が違います。これが他のバイクに対する明確な個性と差別化になっているから、特別感があるんですよね。伏せたときに腕が突っ張らず自然に握れる位置にハンドルが来るから、やっぱしっくりきますし。

ストリートトリプルも今年、クリップオンハンドルにしてハンドル位置をかなり下げたMOTO2エディションってのを出しましたけど、あの3気筒のキレキレの加速性能やコーナリング性能だと、コーナーでタンクに触れるほど伏せたいんだけど、そうするとストファイのハンドル位置って高いんですよね。ワインディング特化なら、MOTO2エディションのハンドル位置の方が落ち着きが良いと思うんです。

「でもやっぱり結構シンドイんでしょ?」

っておっしゃる方もいると思うけど、確かにセパハンは楽ではないですよ。でも、HAWK11はセパハンの中でもマシだと思う。確かにハンドル位置は低いけど、このバイク、あまり尻上りじゃないんです。多くのインプレではハンドル位置ばかりが話題になるけど、尻の位置のあり方が極めて重要です。SS系やストファイで尖った奴だと、乗り手をフロント荷重で固めるためにケツが跳ね上がってて、シートが前下がりになってるんですよ。ハイスピードの高速機動中はこれが綺麗にバランスするんだけど、タラタラ走ってる時は、姿勢を維持するだけで自重トレーニングになってしまう。でもHAWK11ってそんなに尻上がりじゃないから楽なんです。写真見て貰えばわかるけど、コンパクトなポジションをグッと前のめりにして、前荷重で走るというより、ハンドルが遠くて、ハンドルに手を伸ばすと自然にバイクに覆い被さる感じなんです。これがまた、なんとも懐かしいっつーか、風流なんですよねぇ・・。

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(ストリートトリプルって横から見るとシートが長く見えるけど、これタンクがシートに食い込んでるからそう見えるだけで実際は尻をのせる位置はほぼ決まっちゃってます。これに対して、HAWK11の着座位置は前後にかなりの自由度がある。)

私はネイキッドで三京走るのが大好きな人だったんで、乗り方が猫背の耐風圧姿勢で固まっちゃってて、とにかく着座位置が後方なんです。ゴールドウィングですら尻がタンデムシートの境に当たってます。一方で、最近のバイクってポジションが超コンパクトで前後に狭いから思ったほど尻を引けない。今の基準だと、かなりガタイのでかいバイクで丁度良いんです。HAWK11って昔のバイクみたいに車体もシートも長いから、ナチュラルにハンドルが遠いし、尻を引いて乗れる。今の感覚だと「ええっハンドル遠い・・」って思う人もいるかもしれないけど、昔のやる気ポジションって、こんな感じだったんですよね。

セパハン前傾はキツいけど、いろいろと楽しいことがあるから、多少体に負荷があっても乗りたくなるし、多少の負荷が有る方が、なんか健康になる気がして癖になるんですよ。

昔、青汁の宣伝で

「うーん!マズい!!もう一杯!!!」

ってのがあったんですけど、※のじゃ子は

「うーん!キツい!!もうちょっと!!!」

って感じで、なーんかフラフラと距離を伸ばしちゃう。そこら辺よくわかんないけど、絶妙なキツさなんですよね。


第4 まとめ

HAWK11に乗ってると、ロードスポーツっていうものの定義の仕方に、なるほどね~って思うところは多々あるんです。市場に存在するスポーツバイクって、大別すると3つにわかれてて、

①バイク側のメカを尖らせてスポーツに振る。

②乗り手のポジションを前傾させてスポーツに振る。

③その両方をガチでやる。

なんですよね。両方をガチでやってるのは当然ですがスーパースポーツ。ストファイはポジションは緩めで、バイク側で尖ってる印象。HAWK11や昔のセパハンネイキッドは、スタンダードな名機といわれるバイクに攻めのポジションを組み合わせてスポーツに仕立てるってコンセプトですね。

セパハン前傾って確かに殿様乗りに比べれば体の負荷が高いから敬遠されがちなんですけど、パワーをむやみに上げてスポーツするより、乗り手の負荷を上げるってのは考え方としては割と健全だと思うんです。負荷がキツくなるからイヤって言う人は多いけど、バイク側からすると、

「なぜ機械の側にはやたら尖りを求めるのに、人は尖ったポジションを拒むのか?」

っていいたくなるはず。そのわがままっぷりが「人の業」なんですから、しょうがないですけど、私が前傾をオススメするのは、人とバイクが近くなるからですね。セパハン前傾って乗り手が自ら寝そべることによって、バイクとの距離を縮めて一体感を得るものだから、バイクとの親密度がメチャメチャ上がるんですよ。エンジン音も吸気音も近くに聞こえるし、実に気分がいいんです。前傾ってのはライディングのためだけでなく、走りの演出としても優秀なんですよね。

あと、HAWK11は公道走行で妥当なところでスポーツしようと考えたとき、割と絶妙なところにいるんですよ。このバイクが、なぜ楽しいのかっていえば、セパハン前傾の一体感からくるスポーツ性と、アドベンチャーのタフな骨格や心臓から生まれる余裕や快適性が両立されているからなんです。やっぱ楽しさって

ある程度の快適性がないと出てこない

ものだと思うんですよ。快適性を斬り捨てたスポーツ性は充実感は高いけど、「勝負」とか「極限の戦い」みたいな緊張感のあるソリッドなものになって、楽しさとはちょっと違うと思うんです。

そのさじ加減を、ホンダは「大人のスポーツバイク」と表現し、多くの人達は「チグハグ」と表現したんだと思う。確かに「セパハン前傾で体への負荷を増やすなら、バイクだって高負荷対応で、パワーと強烈な旋回性能を持っていないと、激辛カレーの甘口みたいになっちまうだろ?」って考えもわかるんですけど、そういう路線をリッタースポーツでやると公道環境を軽く超えたものになっちゃうんですよ。

それは、ナナハンクラスのストリートトリプルが、私の手には負えなかったことからもあきらかです。現代の技術は、私が30年以上かけてコツコツ積み上げてきた走りの上限領域を、ナナハンであっさり超えちゃうんです。高速コーナーのほとんどない日本のタイトなワインディングでの殴り合いであれば、あの3気筒とスパコルの組み合わせは、ほぼ無敵レベルといってもいいと思うんですよ。

そこへいくと、HAWK11とかモトグッチのV7は、私的には立派なスポーツバイクなんですけど、生粋のファイターとは考え方がかなり違います。現代のSSやストファイが成功や勝利のための戦術書である「孫子の兵法」「孔子の論語」みたいなもんだとすれば、モトグッチやHAWK11は立身出世にクソの役にも立たないけど、メチャクチャ癒やされる「老子」みたいなもんですね。もうね。老子って偉い人っていわれてるけど、弟子が一人もいないという、私と同じ陰キャでボッチのイジケ虫なんです。この人はどうやって勝つとか、どうやって生き残るかって考えてるんじゃなくて、ハナから戦うつもりがないのです。「争うことをしなければ、争う敵も出てこない、敵がいないってことは、それすなわち無敵ってことじゃね?」これが老子さんの「無敵の概念」です。戦いって勝てば勝つほどインフレするから、そんな不毛なことに明け暮れる暇があったら「自分を伸ばしたり、人生を楽しんだりしましょうよ♡」って開き直っているわけです。

一見もの凄いへタレ思想に見えますが、「そういう生き方こそが正しい道であり、天寿を全うできる方法論である」って言ってるあたり、バイク乗りとしてなかなかに共感できるところがある。このような考え方を採用するならば、スペック捨てて、目一杯楽しむためのスポーツバイクこそが、天の道として正しいってことになるんですね。

ま~バイクって道徳じゃないし、自己責任が支配する大人の世界だから、何が正しいか正しくないのかなど語るつもりはさらさらないですが、資本主義の社会で、こういう考え方が支持を得るかっていうと、なかなかそうはならないだろうな~って思うわけですよ。社会は常に繁栄を目指し、その原動力は公正な競争なんです。だから、社会の原理たる競争から逸脱したような存在は多くの人の支持を得られず、メインストリームになることはありません。でもそんな世界に嫌気が差したり、疑問を抱いている一部の世捨て人にとっては、そういうものが深々と刺さったりするんです。

スポーツバイクを買ったとて、今の私にもう戦場に戻る気がないのは間違いない。なんとなく、そういうのはもう良いかな・・って思ってる。今更メンツもクソもなく、敵前逃亡上等です。ザラブ嬢との3年間でそんなへタレっぷりを再確認できたから、他者と競うためのバイクは無意識のうちに選択肢から外れていってるんだと思うんですよね。そんな私にざっくり刺さったのが、イマイチ戦う気のない異端のロケッティアだったというわけです。まぁ私のようにこじれてくると、大切なのは形や性能よりも、バイクのコンセプトや在り方に対しての共感なんでしょう。乗り手とバイクがなんとなく同じ方向を見ているってのが、乗る機会が多い理由なんだろうなって思います。

流水不浄先
(流水先を争わず。水は争うことなく自然に流れていくだけですが、最後は全てが大海に注ぐ。バイクって乗り物も、人と争おうが争うまいが、乗り続ければ、たどり着くところは同じじゃないかなって、なんとなくそんな気がしています。)