いやー、*のじゃ子が仕上がってこないんで、全然モチベが上がらない。なんとなくバイクのこと書く気にならないんで、今回は私のバイクライフにかかせないアイテムを紹介致します。6年ほど前に「バイクと珈琲」(←クリックで飛びます)ってブログを書いてるんですけど、それの延長ですね。

私のバイクライフは「時間が空くとバイクであてどなく走り出す」って単純なものなんですけど、まったくの無目的だと「エヘヘ、バイクに乗った徘徊老人なんですぅ~(笑顔で後ろ頭を叩く)ってことになりかねない。50代で徘徊老人認定されると、聖帝様に「あらあら、こんなバカに金はいらないわね♡」とばかりに全財産を召し上げられ、一人寂しくデイサービスに通わされることになりかねない。いやですよ、60前にデイサービスなんて。

「あ~?アンタ職員さんかのう~?」

「いえ、こう見えてサービス受給者です!(キッパリ)

なんていう、とてつもなく悲しい会話をしなきゃいけなくなるじゃないですか。ですから私は近場を走りに行くときは、その活動をあえて「周域パトロール」と呼称しています。保護される側ではなく、保護する側をアピールすれば、徘徊してるとは言われないのではないだろうか?ということですね。

目的は「地域の風光明媚な観光スポットの保全状況の視察」です。一見、崇高な目的のように見えますが、この手の結果や実績が良くわからない「ふんわりした目的」って、大概ロクでもないんですよ。私もご多分に漏れず、ただヨダレ垂らして、海風や、山のマイナスイオンを全身に浴びてるだけ。

そんな私のツーリングの目的をしいてあげるならば、

「最高の天気の日に、最高の景色の中でコーヒーを飲むこと」です。

現代はバイクより「バイクで何をするか?」が大事で、バイクにはその欲求に寄り添う性能やデザインが求められてるんだと思う。そんな中、コーヒーツーリングを楽しもうとすると、やっぱ「ダイナがいいな」ってことになる。ダイナみたいな古くさいデザインのクルーザーって過激な性能はないけど、旅のいろんな場面で、ピタッとマッチするんですね。

バイクを止めて、海とか山見ながら「ふぬぅううううう・・」って息を吸い込んで、おもむろにコーヒー湧かして飲むじゃないですか、そんなとき「ああ・・これぞスローライフ・・(恍惚)って感じるんですけど、そういうときに、隣にいる乗り物が何か?って凄く大事ですよ。だって、横に止まってんのがマジックミラー号とかだったら、ゆっくりコーヒー飲むどころじゃないですから。

ハーレーとかSRとか旧車のもつ独特の金属の質感って、日本の原風景と実によく馴染むんですよね。最近ではREBELシリーズやGB350あたりもそこら辺を考慮したデザインになってると思う。

DSC_2589(どんな風景でも、どんな荷物を積載しても、普通に馴染んでしまう「用の美」がハーレーのお家芸。迷ったらダイナで出張っときゃ間違いない。)
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(田舎は何にもないけど、コーヒースポットだけはあるんですねぇ。こんな道端でも空き地と日陰があれば、店を開いちゃいます。)
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(こちらが私のコーヒーセット。ガストーチ以外、昔から顔ぶれに一切の変化なし。)

それにしてもアンダーパワーでアナログなバイクほど、旅情があるってのが面白い。旅情って視界の広さやポジション、ハンドル回りの眺め、エンジンのガチャガチャ加減、風のアタリ方、乗り味なんかがごちゃ混ぜになって生まれる摩訶不思議なもので、ダイナは日本車に比べたら性能はロクでもないんですけど、そこらへんの雰囲気がもの凄くいいんですよねぇ・・。

晴れた休日に時間が取れたら、とりあえずダイナのシートバックにコーヒーセットとチェアワンを放り込んで、絶景スポットを目指してあてどなく走る。で、誰もいない小さな穴場で自分だけの最高の景色を見つけたとき、私は自分の年齢も忘れ、「あひゃひゃ」って笑いながら、パペットマンみたいな「ふしぎなおどり」を踊りだすわけですよ。それを見て誰かのSAN値やMPが減ったとしても、私の知ったこっちゃありません。

今回紹介するのは、そんな私の、コーヒーツーリングになくてはならないグッズ達です。あくまで私の愛用品ってだけで、性能が優れてるとか、そういうわけじゃないんですけど、移り気で次々買い換えていくタイプの私が長く使ってるって事実自体が「性能の証明」になってるはず。まぁ重たいブログではないんで、「ふうん、コイツこんなの使ってるんだ・・」的な感覚で見て頂ければいいのかな~と思います。


グッズその1「ヘリノックス チェアワン」

まずは何がなくとも椅子、椅子ですよ!ぼっちの代名詞は「地べたに体育座り」だけど、50過ぎて路上で体育座りなんて楢山節考で捨てられた爺になっちゃう。だから、高齢者ほど椅子がいるわけですよ。で、キャンプ用のコンパクトチェアの代表格と言えば、ヘリノックスのチェアワンです。最近はよく似たデザインのリーズナブルなチェアが一杯出てるけど、昔はこの手のチェアはヘリノックスくらいしかなかったんです。

で、このチェアワンのどこがいいのか?そりゃもう、「とにかく座り心地がイイ」、あと丈夫で修理体制が充実してるところもいい。私のチェアワンは足の骨組みを連結してるゴムが伸びちゃって、それを過去2回交換してるし、椅子を入れるナイロンケースもボロボロになって交換してるんですけど、最寄りのモンベルに預けると、800円とか1000円台で補修してくれる。とにかくメーカーサポートがしっかりしてるから安心して気持ちよく使えるんですね。マジで一生モンかなって思ってます。

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(展開中のチェアワンとチェアツー。どちらも座り心地が秀逸。私のチェアワンはフレームが頑強になった現行モデルではなく、フレームの剛性が低い初期のモデルなんですけど、フレームが柔らかいおかげで優しい座り心地。)
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(チェアワンとチェアツーの大きさの違い。)

あまりにもチェアワンが気に入ったから、チェアツーっていう、チェアワンよりもう少し背もたれが高い奴も聖帝様とのデイキャンプツーリング用に購入しました。これもそれなりには活躍してるんですけど、個人的にはチェアツーより、チェアワンの方が圧倒的に汎用性があって使いやすいと思う。ことバイク関係は決して大は小を兼ねない。ジャストサイズが最強なんですね。



グッズその2「オプティマス・スベア123R」

次はこれ。コーヒー湧かすには熱い湯が必要。キャンプでカップラーメン食うにしてもお湯は必須。とにかく何するにしても「湯を沸かさないとはじまらない」んですよね。だから、湯を沸かす携帯用ストーブを持参しなきゃならない。この世には、ガス缶を使ってワンタッチで点火する高性能お手軽小型コンロもありますが、そんな中で、私はずっと、超古くさいガソリンストーブ123Rを使ってます。

キャプテンスタッグ(こちらがガス小型コンロ。ど定番のキャプテンスタッグ。凄くコンパクトで軽くて火力安定、ワンタッチ点火といいことずくめ。お手軽さなら断然コッチがオススメ。)
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(こちら私のガソリンストーブ・スベア123R。ぶっちゃけ汚い。)
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(今年の春先にダイナで能登に行ったときの昼飯。能登丼も旨いけど、能登の景色の中で食べるカップラーメン&食後のコーヒーが抜群に美味です。)

「えーー?なにこれ、ホームレスのドラム缶ストーブのミニチュアなの?」

っていわれてしまいそうな単純構造。この電動化の時代に、文明開化の時代を彷彿とさせる。

この123Rもダイナを購入した年に買ったんで、通算ではもう14年使ってるんだけど、実は2台目なんですよ。7年前くらいに転んでケツで外装部潰しちゃって、調子も悪かったんで、意を決して新品に換えたんですよね。でも、また徐々に調子が悪くなって、目一杯バルブ閉じても火が消えなかったり、バーナーの火が安定しなくなったりと、機能低下が著しくなったんで、昨年分解して、内部のニップルやニードルを全部まるっと取り替えました。こいつはは構造が極めてシンプルなので、私みたいなアホでも分解組み立てが可能。だから部品を入れ替えつつ、ずっと使いつづけることができるんです。

なんで私が、この古くさいガソリンストーブにこだわってるかっていうと、このストーブ、「ちょっとした簡易焚き火」みたいな趣があるんです。まず火入れする前のプレヒートという独特の儀式がいい。ストーブのバーナーの窪みにスポイトでホワイトガソリンを溜めて、そこに火をつけ暖めることにより内部のホワイトガソリンを気化させ、着火の準備をするんですね。

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(こちらプレヒートの図。バーナー部の根っこの部分にある窪みに、燃料タンクからスポイトで吸ったホワイトガソリンを垂らし、外部加熱します。私は火持ちがいいようバーナー部の根っこにライターの芯を巻いてます。)

私のプレヒートが超適当だから、いつも着火するとストーブ全体が火だるまになる(笑)。でも、その火だるまがやがてブルーの完全燃焼の炎に収束していくのが風情なんですよぉ・・。

ガスボンベを取り付けてスイッチ押すだけですぐゴーゴーいっちゃうガスストーブと違って、「うひひ。これから燃やしちゃうぞ♡」っていう放火魔みたいなワクワク感がある。

ちなみに火だるまになってるのは、気化しきれず液体のまま染み出してきたホワイトガソリンに引火して燃えてるからで、スベアの本体温度が一定以上になれば、安定高火力状態に移行するんです。

DSC_2720(火だるまの図。私はプレヒートがアバウトなので最初は必ずこの状態になります。)

このスベア123R、なにが良いって通常運転になってからの燃焼音がイイんですよ~。

「ゴシュッ、ゴシュッ、ゴシュッ、ゴシューーーー」

って昔の蒸気機関車みたいな音とともに、青白い炎をシュボシュボ吐き出すんです。バイクの排気音もいいけど、この123Rの燃焼音には癒やされますね~。HAWK11の発案者の方は「Africatwinの排気音が最高だからこれでワインディングを走りたかった」って言ってましたけど、私は「この音を聞きたくてコーヒー入れてる」って言ってもいいかもしれない。湯沸かし性能やコンパクトさで比較するなら、これを超える性能のガスストーブは沢山あると思うけど、旅情や雰囲気でいうなら、このオールドなガソリンストーブが私の中での一等賞です。


グッズその3「スノーピークのチタンマグカップ&とチタンカップ」

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これもないとお話にならないアイテム。マグカップは好日山荘でよく考えもせずに最初に購入したものなんですけど、これが最初で最後になりそう。

いやね。別にこのマグカップじゃなくてもいいんですよ?いいんだけれども、過不足がないから買い換える必要もなく、使っているうちに愛着出てきて、これじゃないと落ち着かなくなり、換えが効かなくなった典型例。コーヒー入れるだけなら、このマグカップの半分~6割くらいの容量があればいいから、もうちょっと小さいのでもいいんじゃないの?っていう意見もあるけど、これより小さくなると、今度はカップラーメンとかカップ焼きそばを作ろうとしたときに湯量が足りないんです。

なんでチタンにしたかっていうと「ステンより格好良さそうだったから!!」っていう単純な理由。要はミーハー根性のみ。排気量マウントならぬチタンマウントじゃあ!(笑)素材としてのチタンのいいところは、すぐ冷えることと、もともとがくすんでるから、不潔でも汚れが目立たないこと(←これ大事)、変形しないことですかね。あと、湯が沸くと軽量のチタン製の蓋が蒸気で押し上げられて「カチャカチャカチャ、沸騰しました!沸騰しました!沸騰しました!!」って伝えてくれるんですが、それが何とも愛くるしいです。

小さい方のカップはこのマグカップにすっぽり入るサイズってことで後日購入したもの。「もっと大きくても良かったかな・・」って思うけど、あんまりコーヒー飲みすぎるとオシッコしたくなって、尿意を抑えながら、ぐねぐね腰振って走る変なライダーになるから、これくらいが丁度いい気がしてます。


グッズその4 SOTO スライド・ガストーチ

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着火アイテムです。以前はお安いチャッカマンを使ってたんですけど、ある日ツーリング先でコーヒー飲もうとしたら、バイクの振動でプラ部分が折れて真っ二つになっちゃってたんです。

やっぱダイナに乗せるんなら「Vツインの振動に耐えられる耐久性が必要・・」って実感した次第。そこでご近所のホームセンターのバーベキューコーナーで、「なんか丈夫そう・・」って理由だけで購入したのがこのスライド・ガストーチ。チャッカマンより頑丈だし、火力もあり着火能力も高い。バーナー部分がスライドして短くなるので、スベア123Rのナイロンケースに収納できるのも素敵。なにより変形ってのはメカオタの心に刺さる演出ですから(笑)壊れるまでは使おうかって思ってるんですけど、もう5年くらい経ちます。


グッズその5 UCC職人の珈琲 マイルドブレンド

最後はコーヒーのご紹介。キャンプでは豆を自分で挽く人とか、バーコレーター使う人とかいろいろいらっしゃるようですが、私はレギュラーコーヒーで十分。だって面倒くさいし、絶対こっちの方がウマい。私は1日に1.5リッターから2リッターのコーヒーを飲むガブ飲み野郎なんですが、この「職人の珈琲」に出会ってから、仕事場でも自宅でもこればっかり飲んでます。実際6年前のブログの写真もこれなんですよ。この間、パッケージが変わったみたいだけど、銘柄は同じ。

「で?このコーヒー美味いの?」ってことなんですけど、そりゃね。私だってネスカフェの宣伝みたいに、違いのわかる男を気取って「フッ美味いよ♡」って言ってみたいところですよ。でもハッキリ言いましょう!!

「んなもんわかるかぁあああああ!!」

だってねぇ。朝も昼も夜も飲んでれば、これが「私の味の平均基準」になっちゃうじゃないですか。だから私にとってこのコーヒーは「苦からず、薄からず、美味からず、マズからず、毎日飲んでも、とりあえず満足な味」っていう、そんなものになっちゃってるんです。でも少なくとも飽きがこないから毎日飲んでられるんだと思うんですよね。

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(私にとってコーヒーといえば、もはやこれ。私の母なる故郷です。箱買いしたらホムセンで1000円。つまり1袋20円、安っす❤️)

私って、なにやってもこんなんだから、短期インプレとか全然できないんです。バイクのインプレはブログのいいネタなんで、納車されたらサッサと書きたいし、ちまたにはそういう短期試乗インプレが溢れてる。

当然それも立派なインプレではあるんだけど、短期試乗って、酒で例えると、少量を口に含んで、クチュクチュ味わってペッと捨てる利き酒みたいなものじゃないですか。一方、ほとんどの人は身銭切って毎日乗るバイクを選ぼうとしてるわけですよ。で、そういうガチの消費者って、酒をガブ飲みする人達でしょ?ガブ飲み系の酒好きを前にして利き酒ってあんまり意味がないと思うんですよ。

100万円のバイク買って、「なんじゃあこりゃぁああああ!!」って感じたところでどうにもならない。バイクは高い買い物だから、一度選んだら、少なくとも数年はつきあわなくちゃいけないんです。でもね。つきあってるうちに、バイクと自分が馴染んでくるから、印象なんてどんどん変わりますよ。

ちょっと口に含んで「美味い!!」とか「マズい!!」って思っても、いい加減な人間の感覚に永遠なんてあるわけない。

「日々、ガブガブ飲んで飲んで、飲み続けて、その味が当たり前になった時、アナタはそのバイクをどう感じるの?」

ってのがバイク消費者にとっての真のインプレだと思うんですよ。実際ダイナなんてもう10年ずっとそんな状態なんですから。

だから私が誠実にインプレしようとすると、バイク買ってもすぐにはエンジンやシャーシのインプレができないんです。一度そのバイクに酔いしれ、それが冷め、そのバイクが私の日常に溶けこんで、特別じゃない「デイリーバイク」になってからが、私の真のインプレになる。そうすると半年、3000㎞くらいはどうしてもかかるんですよね。

そんな呑んべぇ視点でこのコーヒーをインプレするなら、「これはもはや私の一部。日本人でいうお米みたいなもん」なんですね。

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(今回は構図が決まらなくて3回くらいイラスト描き直しました。なんか最後はゆるキャン△のパクリみたいな感じになっちゃいましたけど、完全オリジナルです(笑))




オマケ「笑's コンパクト焚き火グリル  B-6君」

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(焼き肉を乗せたB-6君の雄姿。一人焼き肉にはこの大きさ以上はいらないし、これ以下であってもいけない。やはりキャンプ用具に必要なのはジャストサイズ。その絶妙なサイズ感の中に「用の美」があるんです。)

最後は番外編。ツーリング焚き火アイテムとして、あまりにも有名な「B-6君」です。「こんな定番を今さら紹介してどうすんの?」ってことなんですけど、これが好きすぎてですね。どうしても入れたかったんですよ。

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(私の師匠、志摩リン様もご愛用。ミーハーだろうがなんだろうが、良い物は良い。)

このB-6君「キャンプで肉食いたいわぁ~」って購入したんですけど、キャンプじゃなくって自宅で一人で焼き肉する時の愛用品になっちゃってるんです。私の家って庭に焚き火スペースが作ってあって、晴れの日の夜は、自宅の庭で聖帝様と焚き火して、肉焼いて酒飲むんです。

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(我が家の庭の焚き火スペース。ちょっとしたキャンプ気分に浸れます。田舎の土地は二束三文だけど、広さだけはありますから。)

聖帝様は焚き火で木が燃えてるのを見るのをことのほか好まれるんで、私が鉈で薪割って、コールマンのガソリンランタンつけて、庭で焚き火を前に二人でマッタリします。聖帝様は肉をあんまり食べないので、私が酒のつまみに一人で肉焼いてるってことが多いんですけど、その際に丁度いいのがこの「B-6君」なんですよねぇ。私のボッチ飯のために、そんな巨大なバーベキューセットいらんのですよ。このB-6君はキャンプといえば皆でワイワイとバーベキューでしょ?っていう常識に馴染めないボッチ愛好家のために作られてるから愛おしい。

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(こちら在りし日のうちの庭での焼き肉パーティ&酒盛り風景。)

「いやいや、それにしてもこれは小さすぎるだろ?」って言う人もいるかもしれないけど、逆なんですよ、逆。これ以上大きいの買う気にならない。マジで。

まず、小さいが故に肉があんまりのらないのがいいんです。食べるペースがゆっくりになり、酒のペースもいい感じになるんですよ。ちょっと大きめの肉を買って一つずつのせて、その肉とじっくり対峙することができる。そこにあるのは肉と私の「焼けるか?焦げるか?一対一の真剣勝負」です。

炭が最小限ですむのもいい。炭をあんまり多くしちゃうと火力が上がるのに時間かかりすぎて逆にイライラしますけど、コイツはすぐにクライマックス。円形のバーベキュー炭を焚き火で炙って6個並べりゃすんじゃうんで、焼き肉の準備まであっという間でコストも安い。

そして何より「小さいから後始末が楽!!」焚き火の後はしっかり肉の油を落としてBー6君を洗うんですけど、台所で洗うのにまったく邪魔にならない大きさがニクい。キャンプ用焚き火グリルって大仰なものじゃなくって、どっちかというと食器とかフライパンみたいなサイズ感なんです。だからね。洗ってて、頬ずりしたくなるような可憐なアイテム感があるんですよぉ・・。しかも分解変形して、たためば肉焼きグリル込みでハガキ大のコンパクトさになるという・・。

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(たためばこんなにコンパクト。100均で買えるナイロンケースにジャストインです。)

このB-6君って、その後いろんなサイズが出て、大きさ選べるようになったんですけど、やっぱり最初のB-6君がジャストサイズなんですよね。キャンプ用品ってギリの大きさを真剣に選ぶからこそ、大きすぎず小さすぎずのサイズ感に出会ったとき、なんとも言えない感動があるんですよ。

ふざけた名前と裏腹に、不要な大きさや虚飾を斬り捨てた先にある「用の美」を痛感するストイックアイテム、それがB-6君なのでございます。




・・・ということで、今回は私の愛好するアイテム達をご紹介しました。ど定番のものが多く、今さらなんですけど、私のは機能比較じゃなくて、ひたすらアイテムへの愛と執着を語る煩悩系インプレですから。

切り口が変われば、語りつくされたインプレもそれなりに新鮮なんじゃないか?と開き直ってお送り致しましたが、いかがでしたでしょうか?



次あたり、*のじゃ子の復活ブログが書けるといいな・・。