ここ数年、仕事以外は晴れた日にはバイクに乗り、雨の日と夜にブログテキストとその挿絵イラストを書くっていう生活を続けてるんで、ガレージキットの製作についてはとんとご無沙汰になってます。このブログ自体、もともとはガレージキット紹介のブログだったのにいつの間にかバイクに乗っ取られちゃって、不憫な限り。とはいっても、この空間は私が仕事のストレスを吐き出しつつ叩いたテキストの廃棄物置場にすぎないんで、実はネタは何でもいいんです。そこで、今回は久しぶりにガレージキットについてお題にします。
(昨年造形を見ただけでポチってしまった科特隊ルックの佐山レナ。エサから釣り針がはみ出てるレベルのあざとさでしたが、こんなの釣られるしかない。作った側の企画勝ちです。塗装の質は市販品なりでしたが、造形センスはお見事。)
ちなみにワンフェスのホームページを見ますと、ガレージキットとは「既製のプラスチックモデルに飽きたらず、自身の造形的ニーズやクオリティにこだわるマニアたちが、自分自身で造りあげた原型をもとに型取りし、レジンキャストで生産する手作りの模型」と定義されています。
では「既成のプラスティックモデルに飽き足らない」マニア達が行きついた手作り模型の「造形ニーズ」とは何だったのでしょう?多くのマニアが恥も外聞も世間体も捨てて、
「作ってて楽しいものってなに?ガンプラ?ヒコーキ?戦車?艦船?バイク?車?ねぇ?どうなの?ねぇ?ねぇ?ねぇ?」
って自身の中で問いかけを繰り返し、性癖をひたすら抉っていって到達した結論が「・・ア・・ア・・アニメキャラ・・」ってことだったんですね。だってガレージキットって8割方「アニメの美少女」なんだから。いやー、日本人ってマジで業が深いですな。目も当てられない。
日頃カッコつけて「ティーガーガー、パンターガー、ポルシェ砲塔ガー」、って言ってるモデラー達が、最後に求めたのは、2次元のかわいい女子を3次元で再現し、その尻や胸の谷間で萌えまくることだったという、ある意味で、もの凄いベタなオチなんですよ。
ちなみにガレージキットモデラーってほとんどが40代から50代だと思うんです。だって、それくらいの年齢層じゃないと、大物はキット価格が高すぎて買えないですから。製作失敗すると全てパァだから、相当な根気とリビドーと経済力がないと趣味として成立しないんですね。
(エヴァンゲリオンストアから昨年発売されたVispoさんのアスカFINAL、写真はストアから引っ張ってきました。初期のガレージキットに比べて面が非常にクリーンで、全てがカッチリまとまってますね。エヴァンゲリオンストアでの販売だったので、一定数の量産規模が確保されてたはずなんですけど、それでも定価77,000円也。)
(当然ですが、ガレキなんで、未塗装未組み立て。非常にリスキー。勇者向けです。)
(当然ですが、ガレキなんで、未塗装未組み立て。非常にリスキー。勇者向けです。)
余談ですけど、フィギュア製作してるオジサン達が、罪を犯して捕まると、多分こんな風に報道されると思うんですよ。
「県警によると、男の自宅から大量の美少女フィギュアが押収され、この男は美少女フィギュア製作が趣味であることがわかりました。」
「ご覧下さい。こちらのフィギュア。スカートの中のパンツまでしっかり塗られています。皆さん見えますか?秘部に墨入れまでされてます。この異常性が犯罪に結びついたに違いありません。」
「どうですか?コメンテーターの皆さん。」
「ダメですね。」
「ロリコン変質者じゃないですか?」
「この男はバイクも趣味だと聞きましたが。」
「バイク小屋からバイクが4台押収されています。」
「まさに本能猛、卑猥ライダー1号(笑)」
・・・ブチィッ!(こめかみの血管が切れる)
はぁぁぁあああ?パンツ塗るのが変態?
あのね!いっときますけど、全部がパーフェクトに塗装されてるのにパンツだけ塗られてなかったら逆にヤバヤバのヤバでしょ!「あえてパンツ塗ってない」なんて、どう考えてもキモい意図しかない。
「秘部が神々しくて塗装できない」とか、「これは・・手をつけてはいけない聖域」とか、誰が見てもがっつり塗る以上のド変態でしょ!!だから普通は塗る以外の選択肢なんてないの!
塗装する側にはいかに隙なく完成させるか?っていう真摯な情熱しかないんですよ!!そりゃ脇とか胸の谷間とか顔とか、他よりも2倍3倍の時間かけるけど!!
そもそも、3次元が汚いから2次元の世界にハマるんですよ!2次元が悪いんじゃなくって3次元に魅力がないのが悪いんじゃぁぁああ!!(握りこぶしを上下に振り、頭を振り乱して狂乱)
「おい・・このオッサン・・イッちまってんぞ・・・」って腰が30㎝ほど引けてしまったアナタ。いっときますけど、私は全然狂ってないですから!私が悪いんじゃない!私を理解しようとしないこの世界が悪い!フランスでは日本の美少女フィギュアはアート作品として取引されてるんですよっ!!フランス万歳!!
「へーそうなんだー(棒)」
By 家族
はー、冷たいわー。世帯主に対するこの虫を見るような冷たい目、ツラいわー。これはですね。これまでの悪行によって1ミリたりとも信用されなくなった家族構成員の末路です。こうなってしまうと、老後に向かって「コノ、クソヤロオォォォオオオ!どうか椅子にしてくださいっ!!」くらいの勢いで、こびへつらっていくしかありません。
我が身のことを考えると、肉体を捨ててハビタット世界に旅立ちたくなるんで話を戻しますが、ガレージキットっていうのは、もともと模型っていうよりファンサービスのお祭りアイテムみたいなもんでしたから、版権が緩いかわりにワンフェスやトレフェスしか販売機会がないアングラな同人模型だったんですよね。生産数量が少ないし、ファンの手作り作品だから、当初はフィギュアのクォリティも推して知るべしだった。販売数は、個人ディーラーで約20個~50個。酷いときには10個くらい。必然的に「売って儲けよう」という下心で作られたものではなく、「俺の大好きなこの子を見てくれ!!」っていう造形師の強烈なパッション、熱い滾りの発露だったんです。
しかし、同人誌やボカロの世界と同様、そういう混沌とした情熱の中から才能や新しいクリエイティブは生まれてくるんですね。やがて、そのマニアックな世界にプロ級の腕前を持つ造形師が参入してきて、ある時期からガレキフィギュアは一気に新時代に入っていきます。
2000年代から2010年代初期までは、ガレキフィギュアは明らかに市販完成品の10歩先を行っていた。人物造形の新しい地平を見たいなら当時は間違いなくワンフェスでした。もう「このキャラを作るのが楽しくて楽しくて仕方ない、俺の愛を見ろぉ!」っていう、そんなオーラが、並べられてるガレージキットから風のように「ブワァ!!」って立ち上ってたんですよ。
そういうものを見せられると、ヘタレモデラーの私ですら体中に闘志が湧いてきて、「これ作りたいっ!どんな困難があろうとも、こいつを最後までカタチにしてやる!!」って燃え上がってくるんです。当時のガレージキットには作りやすさも、買いやすさも、製品クォリティもなかった。数がないから失敗も許されない。必死ですよ。Vispoさんのバイクものとか、一つ組み上げて完成させると、「・・もう当分ガレキは作りたくない・・」って思うんだけど、ワンフェスで綾波が出るとまた買って、ヨーコさんが出るとまた買って、マリさんが出るとまた買って、とフラフラと発売される度に購入しちゃう。でも当時のガレキからは量販品フィギュアからは決して得られない「マニア向けの尖った造形センスと創作の熱」が溢れていたんです。
(Vispoさん最初期の作品、アスカR。女子とバイクの組み合わせキットの先駆けであり、私的にはガレキフィギュア史上最高傑作かつ最高難度モデルの一つ。製作するのに途方もない時間を要した記憶があります。しかし完成すればその苦労も全て吹っ飛ぶ造形美がある。)
(このキットの真のヤバさはレジンバイクのNSR50。まさに地獄。ヘタすると帆船模型と同レベルかも。特に初期のアスカRの地獄っぷりは群を抜いてて、歪み補正、組み立て、デカール貼りと、作業内容の難度が究極。歪みが酷くて普通に組むと絶対に組み上がらないし、重量も凄いんで接着剤が効かないレジンでなんとか組み立て強度を確保しなきゃならない。カウルの複雑な曲線に貼り込むネルフデカールのヤバさも尋常じゃない。これは造形師のモデラーに対する挑戦状です。)
(人物塗装はこの時期私も試行錯誤でした。片桐氏のこだわりと情熱がこもった、「胸を開けたツナギ~うなじ~下乳~下腹部~チラ見えパンツ」までの吸引力が凄い。もうそこにしか目が行かない。あと初期作品における口元の造形の素晴らしさは他の追随を許さない。現在のデジタル造形の市販フィギュアと比べてもらえば、「これがアングラ時代の初期ガレージキットの凄まじさなのか・・」って理解してもらえると思います。)
(このキットの真のヤバさはレジンバイクのNSR50。まさに地獄。ヘタすると帆船模型と同レベルかも。特に初期のアスカRの地獄っぷりは群を抜いてて、歪み補正、組み立て、デカール貼りと、作業内容の難度が究極。歪みが酷くて普通に組むと絶対に組み上がらないし、重量も凄いんで接着剤が効かないレジンでなんとか組み立て強度を確保しなきゃならない。カウルの複雑な曲線に貼り込むネルフデカールのヤバさも尋常じゃない。これは造形師のモデラーに対する挑戦状です。)
(人物塗装はこの時期私も試行錯誤でした。片桐氏のこだわりと情熱がこもった、「胸を開けたツナギ~うなじ~下乳~下腹部~チラ見えパンツ」までの吸引力が凄い。もうそこにしか目が行かない。あと初期作品における口元の造形の素晴らしさは他の追随を許さない。現在のデジタル造形の市販フィギュアと比べてもらえば、「これがアングラ時代の初期ガレージキットの凄まじさなのか・・」って理解してもらえると思います。)
でも、ある時期を境に私はガレージキットを買わなくなりました。それはデジタル造形技術が普及してガレージキットのクォリティが上がってきた時期と重なります。それは人によっては、とても小さく無視できるレベルの変化だったかもしれないけど、私にとってはそうではなかった。
それはガレージキットという閉じた作品達が、市場に向けて花開き、羽ばたいていく過程での必然でした。しかし、その変化は皮肉にも私がガレージキットに求めていたものを、少しずつ奪っていったんですよね。
老眼で細かな塗りがしんどくなくなったことや、ガレキを入れる展示ケースが飽和してしまったことも理由の一つですが、「業界が良い意味でメジャー化した」結果、「私の好みから少しズレた」って感じたのが一番大きい。素材はホワイトレジンになり、3D造形で面やエッジもクリーンに整えられたものになって、キットから以前のチープな熱はなくなった。
メジャーな世界ってマニアは生きづらいんですよ。だって、メジャーの対極の存在がマニアなんだから。マニアって変なこだわりがあるから、市場を一般化しようとする過程で、徐々に文句ばっかり言う面倒くさい存在になる。昔はそんな市場の流れにネガティブに噛みついたりしましたけど、それで何かが変わったことはない。だって作り手は新しい開いた世界を見つめてて、もう穴蔵にいる我々の方を見てないから。
今の私はスナフキンみたいな流浪の民なんで、居心地がいいうちはそこで楽しむし、居心地が悪くなれば、また別の世界に旅立つだけ。つーか、マニアックな世界がメジャーになる過程で起こることってどの世界でもほとんど同じなんですよね。
(こちら、市販品のセイバーオルタ&キュイラッシェノワール。あまりのデキの良さに思わず買っちゃった市販完成品フィギュアのひとつ。さすがにシャープさや彫りの深さ、質量感、情報密度ではガレージキットに勝てませんが、多少味わいが落ちようが、このクォリティレベルの塗装済みフィギュアが2万円台で誰でも買えるってのが、どれだけ素晴らしいことなのか。モデラーではない一般層には福音以外のなにものでもない。)
ちなみに先日私、シン・仮面ライダーの5回目を観てきたんですけど、15日に放送したNHKドキュメントで池松壮亮が、「実写がCGやアニメに勝てるとしたら、生っぽさしかない」って言ってるのを聞いて、「ああ、そうだよね・・」って、その言葉が私の胸にストンと落ちたんです。庵野秀明が目指したものは、昔の仮面ライダーにあった、「生っぽい手作り感」だったんだろうと思う。そしてそれこそマニアが作品に求める手触りなんです。
私が手作りのガレージキットに感じてた良さって、多分、それと似たようなものです。量産性や合理性を度外視して、人が貧しいながらも情熱の果てに産み出したものは、固く冷たいレジンの塊でも、なぜか「生っぽく温かい。」、ガレージキットでは、それは「造形の色気やエロさ」につながるんですよね。でもそういうものは、安全性がなかったり、量産できなかったりするから、一般市場と相容れない。
この世の中には「すべてのジャンルはマニアが潰す」、「芸術にハマると商売は廃れる」って言葉があるけど、それは間違いなく真実です。商売とは収益点のバランスの見極めで、突出した良いものを作ることではないからです。
良いものを安く売るのは商売の基本だけど、良すぎるものを作るとビジネスは破綻する。収支を度外視したマニアだけの閉じた世界は、一般市場として成立しえない。だから一般化の過程で、こだわりを無制限に求め続ける変態マニア層は必ず淘汰されるんです。こだわりが深く、騙しの効かない面倒くさい層を相手にしていては利益なんか出ないんですね。
昔の私はそんな現象を目の前にして「メーカーに裏切られた!ブランドが理想を失い劣化した!」って叫ぶことが多かったけど、叫んでも無駄だってある時期気づいた。だってそれは、昔好きだったものが暗く閉じてるマニアの世界から、明るく開いたメジャーな世界に旅立っただけなんだから。
(近年最も有名なバイク乗り。志摩リンの群生相。これ全部足したって、価格はアスカR以下で、塗装も組み立ても必要ない。これで文句言ってちゃ罰が当たる。)
美少女フィギュアは、その昔、造形師と一部のマニアックなガレキモデラーの狭間に存在していたアングラな世界でした。でもそれは見事に花開き、今は市販完成品としてリーズナブルな価格で量産され、多くの人が分け隔てなく手に入れられるものになっている。そのブレイクスルーを果たしたのが「デジタル造形技術」だったわけですから、それはやはり素晴らしい福音だったというべきでしょう。
シン・仮面ライダーで、緑川イチローが1号2号を孤独相、ショッカーライダーを群生相と呼んでいましたが、バッタは群生相になると、世界を旅するための羽が進化するそうです。一方の孤独相は自分の小さな世界を愛でるだけで羽なんてありません。大事に育てていたものが、やがて自由に羽ばたいていくのを地面の上で見つめ続けるのが孤独相。昔はそこになんとなく「裏切られ感」や「見捨てられ感」を感じていた頃もあるけれど、それは素晴らしいものが、多くの人に受け入れるための当然の旅立ちであって、そこに悪意などはなかったんです。
マニアの育てた花は美しいほどマニアのもとでは長くは咲かない。それはマニアが孤独相を続ける限りついて回る宿命みたいなもんじゃないかと思ってます。ちなみに、私みたいな孤独相の変態が、自分の欲望を満たそうとすると、最後は自己完結しかない気がするんですよね~。製作に他人が一切介在してないこのブログと、バイクでのソロツーが、私という孤独相の現段階での到達点なのかもしれないですね。
コメント
コメント一覧 (14)
でもでも、はじまるよー♡フィギュアの造形美はわかります。萌えます。アスカRさんのヘソの下、もとい下腹部の僅かな膨らみも麗しい。萌えまくります。だから今回は偽名、、、お許しください。
少しは得手なバイクの話しに。
スーパースポーツのカウルを剥ぎ取ってバーハンドルを付け、市街地に特化したストリートファイター。モンスターに916エンジンを載せたS4Rは、成り立ちは真逆ですがコレもストリートファイターに見えます。Instagramで見かけて35年ぶりに再会した彼のS4Rには、ノーマルの右2本だしに代えてMOTO CORSEの左右出しのUPサイレンサー。Lツインに社外マフラー、当然エキゾーストパイプはヘンテコリンな取り回しになってしまいます。スマホを後ろ脚の前に差し込んでパチリ。うごめく曲線が麗しい。萌えました。変態です。自覚ありますっ!
ところでパンツに墨を入れる卑猥ライダー本能猛氏は、分母1の警視庁ではなく分母2の府警でもなく分母43の県警に摘発されたのですね? わかります!さすが石川県警、ご家族の安寧のため容疑を固めて送検してくださいね〜(笑)。
リターンしてボッチで走り始め、その後縁あって少ないながら同走者(車?)の知己も得ました。CADというデジタル化に贖って手描きを通した天邪鬼でヘソマガリな私も、SNSの恩恵を受けて世界が拡がったのです。こうして憧れの地平でコメントしてますっ! しかしながら最近はボッチツーリングがやっぱり楽しい。バイクって弊害が出がちな群生相よりも、百害を隠す孤独相との親和性が高そうです。
へっちまん
がしました
仮面ライダーブラックサンの過去編での出来事
仲間の一人が壁に裸婦のグラフティーアートを描くのですが仲間から「ポルノじゃね〜か!」と非難轟々…ヒロインの一人新庄ゆかりがしたり顔で一言「Art!(ネイティブ発音)」
これ位の心持ち?常識を押し付ける面の皮の厚さ?があったほうが魅力的に見えるし楽に生きられるのかもしれないですね
久しぶりのガレキ談義に恐縮ですが二輪でもブームやジャンルの起こりに出来るバイクって好きなんですよ
何が失敗が分からない…けど「そうしたほうが良さそう」っていう苦心と情熱とアイデアの混沌の中で生まれたバイクは個性的で尖って見えて狂しく輝いて魅力的に見えます
今のバイクってかなり煮詰まって効率化されて大外れのようなモデルってそう無いと思うし、これはこれで非常に楽しいんですが
尖りすぎて消えて行った過去の混沌の行き着く先だと考えるとちょっと感慨深いものもあります
あぁ…最後にどうでもいい話なんですがバッタの群生相って不味いらしいっすね…
美味けりゃ、蝗害なんて起きないか!!
へっちまん
がしました
確かにゴキブリでさえ「これは立派な食糧です、決してゲテものではないです。」と力説していたアフリカの人たちがあの大量にいるバッタを食べないんですから食料化は無理なんでしょうね。
へっちまん
がしました
船も飛行機も車もバイクも散々作りまして作ってますが、いくらメーカーツルシでもガンプラで言ったら旧キットと水星の魔女を交互に作るとこの辺に似たようなものを感じます。
旧キットのザクⅢとか接着して作って、塗って、デカール貼って…てやってくと稼働やディテールなんか現行キットにかなわないはずなのに当時のバンダイの立体物に対する情熱・リビドーみたいなもんをビシビシ感じます。
エアリアルでも最近のHGUCでも色分けもされてパチ組みでシール貼っただけでもそれなりになるのに(それ自体は否定しません)
「なんか違う…満足いかない…」でバラして肉盗み埋めたり合わせ目消ししてサフ打ってわざわざ成型色と同じ色吹いて足りない色足して…って結局全塗装してるんですよ、我ながらアホですね~(今はEx-Sガンダムに泣かされてます、いつ完成するのかな…)
仰るように2010年辺りが美少女フィギュアのターニングポイントだったかなと振り返ってみて思います。やっぱりそれまでは下火になりがちとはいえ美少女の立体物は圧倒的にガレキが覇権を握ってたかなと。ひとえに情熱ですよね。(この辺、許されるならもうちょっと書いてみたいです)製作代行なんてのもありましたね。大きな声では言えないけどフィギュアの魔改造もそれぞれが己の求めるプロポーションに向かって一度削ってパテを盛っての繰り返しで己の理想との格闘が多いのはそうなのかなと。自分もそうだし(ボソッ)
私めも昨日で40歳になりました。これで晴れて立派なオッサンと胸を張って言えますのでへちま様はじめ皆様これからもご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。(積みプラと仮組みプラモに囲まれて記す)
へっちまん
がしました
先日、けいおん!の聖地、豊郷小学校旧校舎に久しぶりに行ってきたんですが、図書館にありとあらゆる出版物や立体物が収められてて、で当然フィギュアもあるんですが、バンプレストやセガやグッスマなんかのメーカー量産プライズフィギュアがあって各社の造形の違いを楽しんでたその中に、唯とあずにゃんだけですけど、ガレキも展示されてました。やっぱり「ピンピンに尖ってた」感じでした。原型師以外にも組み立てた方の愛情もあるのかもしれません、量産品には絶対に出せないと思う躍動感や匂いというかオーラみたいなものを放ってました。とにかく量産品に似てない何か。
豊郷小学校はセッション出演も含め何回も行っててペーパークラフトで校舎や律の家を作って展示する兵もいましたが、ガレキは今回初めて見つけたな〜。
へっちまん
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ガレキは異常な高騰ですよね。昔は塗装済みのガレキを秋葉原で売ってて”なんじゃこの金額!”と思いながらも、その技術の高さにびっくりしてました。どれだけの執念と技術と想像力が必要だったんだろう・・・・妻がいなければ買っていたかもしれません。
表情を塗装するのが苦手でガレキは無理でした。そういった意味ではガレキモデラーは尊敬します。
魔改造は色々な意味でダメなのかもしれませんが、それでもその技術力と情熱はすごいなと思います。
ガレキ作品でも前後のストーリーが見え隠れするのが好きです。アンダーウエアやボディーラインが見えて萌えるのではなく、前後のストーリーで燃えるんだと思います(すいません。病院で診察してもらいます)。
コロナで静岡ホビーショーに行けなかったですが、毎年モーターショート同じくらい楽しみでした。今年の5/13の静岡ホビーショーは必ず行きます。会場でスポスタS乗りが瞳孔を開いたままジオラマ見ていたら、そっとしておいてください。
へっちまん
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うちの棚にも手付かずの
シャドウフレアが(๑•﹏•)
へっちまん
がしました