「くわぁぁぁぁあああああ!!」

「かぁぁああああああ!!」

「ぬはぁぁあああああああああ!!」


深夜に私の心の声が小汚いバイク小屋に響き渡る・・。

そこには腕をぷるぷる震わせながら、バイクの隣で頭をヘビメタのギターギグのようにヘドバンする私がいました。

「ほほう、バイクのブログも100回の大台を超え、模型用シンナーと排ガスの影響でついにおかしくなったか・・・」と多くの読者はうなずきながらわかりみが深いかもしれませんが、そうじゃありません。

実は・・
三井

そうこれ。この状況なんです、安西先生。もう1ミリも認めたくなかった心の声が溢れちゃったよ。この歳になって三井の気持ちがわかっちゃうなんて・・・・・。

私のF6Bにはメンテのためのセンタースタンドがついてます。フツーのF6Bはセンスタはついてないんですが、自分で整備したかったんで、センスタをオプション装着してあるんですね。しかーーし、この「センタースタンドがかけられない」というバイク乗りとしてゆゆしき事態が発生してしまったんです。

2ヶ月くらい前「そろそろこいつもオイル交換だなぁ。まずはセンスタをかけてだね・・」などと口ずさみつつ、センタースタンドをおもむろに

「よいしょー」「・・・・ん?」「・・・」

「ふんぬっ!」「・・・・え?」「・・・」

「ふんがぁぁ!!」「・・・・は?」「・・・」

「んぎいいいぃいいいいいいいい!!!」「・・・・」

あ、あがらねぇ・・・・F6Bってこんな重かったっけ・・・・いや385㎏あるけど・・・くっ・・この豚野郎・・・・・

こりゃやべぇ。日頃「引き起こしができないようじゃ、そのバイクは荷が重いんじゃないのー?むっふー!」なんて鼻息荒くしてたのに、「センスタかけられない」はそれどころじゃない。これはプライド崩壊事案。ちょっと重いバイク取り回せるからってイキってました、ごめんなさい。

今過去の発言が凄い勢いで自分の眉間にブーメラン、深々と前頭葉に突き刺さってる。第3使徒に田楽刺しにされたエヴァ初号機のように豪快に鮮血が吹き出ちまってどうしましょう。エヴァ初号機はその後、鬼神のように暴走し、有能ぶりを証明しましたが、私は無能の烙印を押されたまま土に還るという悲しき末路が予想される。

ここに至っては私に残された選択肢は2つしかない。「ひっそりとセンスタを外す」「自分の体力の限界を悟り、F6Bを降りる」かです。

「うぁあああああ!!どっちもいやじゃーーー!!」

ウージー2-6
(懐かしいですねぇ。ショッカー血の掟。死ぬとみんな泡になるんですよね。それはともかく、女性に体重の話題は禁句です。特に豚野郎はまずかった。もう試し撃ちの的になる未来しか見えない。)

それにしてもおかしい。・・取り回しはそんなにしんどくなった覚えはないし、ちょっと前まではセンスタ余裕でかけられてたのに、ある日突然あがらなくなるなんて・・

「そんなの鍛えりゃいいだけじゃん?」って思った方もいるかもしれませんが、それは弱き者のココロをまったくわかっていない意見です。だってこっちは安楽さを求めて、大枚はたいてF6Bを購入したんですよ。安楽マシンに乗るために体を苛め、苦痛に耐えるってどー考えてもありえないでしょ!

バイクのために体を鍛えるような気力があるような男達は、雨風になんか負けないんですよ!そんな脳味噌ゴリラにはゴールドウィングはいらない。歳食って心が介護を求めてるからゴールドウィング選んでるんですよ!

そもそもバックギアなしの初期型F6Bなんて、「取り回しには自信があるくせに、大自然と戦う心は微塵もない」という超ウルトラコア層がターゲット。こんなの買う奴は変態のみ。

でもね。これまで、むき出しの2輪で、肉体的にも精神的にもいろんなものに耐えてきたんです。30年近くもね。もう散々我慢したから、すべてのネガティブ要素から優しく身を守ってくれそうなゴールドウィングにしたんです!!

正直こっちは歳食ってもうカッコなんてどうでもいいんですよ。何が漢カワサキですか!何がバトルスーツですか!カッコいいじゃないですか!私も恥ずかしながら着てましたよ!ええ。遠い昔ですけどね!!吸い込み効果でメット飛ばされそうになりながら、貞子みたいに白目になって呪いの言葉吐きながら第三京浜走ってましたよ。でもねぇ、そんなの何年もやってると疲れちゃうんですよ、いろんなことにね!でもバイク乗りって認めないですよね。常に最前線でバチバチの戦いやれ!!みたいなノリですね。体育会系なんですよね。もう口から泡吹いてんのに、添え木してでも立ち上がって立ち向かえみたいなね!ロボコンパンチしか武器ないのに戦隊モノみたいに気合いだけで向かって行けっていうんですよ。あのね。へんちんポコイダーにキカイダーと同じことしろっていっても無理ですよ!ポコイダー、パチもんだから!学園もんだから!!心すぐ折れるから!!亜種にへんきんタマイダーってのもあるんですよ!とんでもねぇ名前つけますね!永井豪先生はPTAの敵っていわれてましたからね!!もう悪魔的天才ですね!!それはさておいて、根性なしの私も、これまでなんとか頑張って風雨に耐えてきましたよ!周りがバイクから遠ざかる中、電人ザボーガーのようにタイヤを股間からはやして踏ん張ってきたんです!でも、最後くらいは高級クラブで女侍らしてる旦那みたいに、バイクに手取り足取りして貰って、口からヨダレ垂らして、「はへーっ」って極楽気分に浸りたいわけですよ!一体それの何が悪いんですか!!いつまで耐えろというんですか!!老人虐待ですか!残酷SMクラブですか!!主人公補正ゼロのモブじいにお前ら一体何を求めているのか!モブは見栄張ってクラブに通ってオネーたん口説いても何も得られない!カッコつけて背伸びするから金だけムシられるんです!もう抜かれてますよ!ケツの毛までね!!そこで私は悟ったんですよ!目的が同じなら、ピンサロにジャージでいいだろって!後はジャージ下ろすだけなんだから!!それが男の見栄と性欲の末路なんですよ!!シングルベッドに一人なんですよ!小僧ども覚えとけよ!!試験には絶対出ないけど大学ノートにメモっとけ!!何が200馬力じゃ!!こっちは血圧が200超えてるってーの!!もうね、スピードじゃなくて、血圧で死ぬからね!大体、車名にゴールドとかロイヤルとかついたら完全にオヤジですよ!どんなにイキってもゴールドとかシルバーついた時点でオヤジの翼だよ!車で言うとクラウンロイヤルサルーン爺(ジー)ですよ!!「こんなのバイクじゃねぇ!車だ!!」っていわれようが知ったことか!車上等!振動のないバイクってクッソ楽なんですよ。どんなにダサかろうが巨大カウルも超極楽!!この歳になって冬場寒風の顔面シャワーなんてもうアホかバカかとwwwwwwww8条植え田植機のように横一線に草大量栽培ですよ。もういい歳なんだから、優しくメイドみたいに介護してくれるバイクがご所望なんだよ!パラマウント介護ベットが2輪車になったら、それでいいまであるんだよ!!そんな私がようやくF6Bでちょっとだけ安らぎを得たのに、それすら体鍛えないと許されないってどういうことなの!理不尽すぎるでしょ!!100歳超えた爺に過酷なリハビリ要求するか?意味ないでしょ!社会資本のムダ使いでしょ!!いつやるの?後でしょ!!死後でしょ!!右バニアの蓋も開かないし!不幸のジェットストリームアタックか!スターバースト・ストリームか!!いずれにしても死!車の車検も重なってもう財布には漱石くんが2枚ちゃかないんですよ!財力中坊か!!俺に安らぎはないのか!!神は死んだ!!悪魔も死ね!!!天国、地獄、等しく滅びろ!!虚無こそ正義!!アザソトース様ぁぁぁぁああああ!!!(叫びつつ爆死)

なんか、私の心の中の黒い闇が食中毒時の噴水ゲロのように放出されましたが、そんなもの出しても問題は解決しない。こうなったらやはりもう「お願いマッスルで筋肉本舗!はいズドーン!」しか道はないのか。


(なぜか圧倒的説得力を持ち心に刺さってくるアニメソング「お願いマッスル」。57秒くらいに差し込まれる「はい!サイドチェストー!!」が圧巻。)

でもなー・・ある日突然センスタがけが重くなった気がするしなー。まぁ激減りのタイヤが原因ていうこともあるし、センスタかけてのオイル交換はタイヤ換えた後にするか・・と、現実逃避し、グダグダと後回しにしていたんですね。

で、タイヤ交換してひとっ走りした後、これが最後の大勝負とばかりに「どりゃぁあああああああ!!」とセンスタ踏み込んだら、軽々とかかっちゃった。・・・・うわーあっけねぇ。今まで何だったのこれ。

やっぱり原因はタイヤの減りだったんですねぇ・・。確かにタイヤに溝がなくなってから、突如としてもの凄く重くなったような気がするんですよ。

こういうのを体験すると、「ホンダは性能のエンドラインをしっかりと引いているんだなぁ・・」ってことをしみじみ感じてしまいますね。センスタにしても何にしてもメーカーが保証してるのは、「タイヤの溝があるところまで」。特にゴールドウィングのエグセドラ704&709は専用タイヤなんで、そこら辺の調整は完璧。溝を使い切ってしまうと、乗り心地、挙動、センスタがけなど、あらゆるところが一気に整合性がとれなくなって、てんでダメになってしまう。

他のメーカーはもっと早く性能がガタ落ちしたり、溝使いきってもなんとな~く走れたりするんですが、ゴールドウィングは「はいっ!ここまで!!」って感じで一気に全てがダメになる感じがする。多分センスタも溝があるギリギリ状態まで、一般人がなんとか掛けられるように車高や踏み込み角度なんかが調整されていると思うんです。これまではタイヤ交換を早め早めでやってきたからわからなかったんですね。

こういうところがホンダの真面目さというか作りのソツのなさじゃないかと思う。こういう整合性の取り方って絶対に試乗インプレじゃ出てきませんし、二分山で交換する人には別にどうでもいいことかもしれない。

でもタイヤを使い切るところまで、しっかりと辻褄あわせて性能保証しようじゃないかというまっとうな考え方が、耐久性や製品クォリティを上げていくんだと思うんです。ムダにバイク歴が長くなり、スピードや性能以外のところに意識が広がって、モノ作りに対する理解ができてくると、とこういうところにスッゴク感動するようになるんですよ。

ブログ的には「ぶちまけられた心の闇」が3分の1を占めてて、「単にセンスタがかかるか、かからないか」っていう下らない話を4000字近くひっぱっただけなんですが、個人的には、その結末にすっごく納得できて、大事なことを教えられたようなそんな出来事だったんです。

まぁとにかく「ゴールドウィングはセンスタかけられなくなったら、リアタイヤの磨耗が原因、もう換え時ってこと」です。いやー実にわかりやすくってためになるブログですね。めでたしめでたし。

次回はF6Bのオイル交換でも書きますね。