今回のブログはフィギュア製作とは少し視点を変えて、我が家特有のフィギュア製作事情をお伝えしていきたいと考えています。

今更ですが、私にはフィギュア製作にあたっての専用工房というものが特段ありません。ある時期までは別室にある「精神と時の模型部屋」で静かに模型を製作していたのですが、フィギュアを作るようになってから、いつしか家族が団らんする茶の間の片隅に私の「ホムンクルス(ガレキフィギュア)製造エリア」ができ、基本そこであらゆるフィギュアの組み立て、下地処理等を行い、塗装のみ専用の模型部屋で行うという流れになっています。

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イメージ 4(まさに這い寄る混沌が支配するフィギュア製作エリア。もうめちゃくちゃといっていいでしょう。私の脳内を具象化するとこんな感じか?)

その「ホムンクルス製造エリア」の荒れ方たるや、几帳面な魔術師の工房というより、潰れかけた中小の町工場のよう。「こんなところで崇高なるフィギュア製造にいそしんでいるとはけしからん!不敬である。」とモデラーの皆様に怒られそうなくらいの小汚さ。なぜわざわざお茶の間で製作してるのか?そりゃ、やっぱ茶の間は快適なので・・・。

模型部屋にはクーラーも暖房もない。つまり、夏熱く、冬底冷えのする天然の冷暖房。若い頃は耐えられもしましょうが、歳をとるとこれはキツい。耐えがたい。趣味を楽しむのに我慢を強いられるって誰得なのか?今の私には模型部屋の過酷な環境は厳しすぎるため、塗装するときのみやむなく使用しているというわけなのです。

そんなわけで家族に邪魔者扱いされる以外は快適至極なお茶の間でのフィギュア製作なのですが、ここが前述したように荒れ放題になってる原因は私の性格によるものです。私は元来整理整頓が非常に苦手で、とりあえず大事なモノは一カ所になんでも固めておくという、「宝物を守るドラゴン」のような仕分けしかできません。

製作ツールなども雑然とぶち込んであるのですが、それはそれで「この魔女の煮込み釜のような工具箱のどこかに必要なものが存在しているのである。」という安心感があるんです。これを下手に整理整頓し、「あれはこれ、これはここ」といらぬ分類してしまうと、分類した場所自体を忘却して制作時に「踊り狂う大捜査線」状態になってしまう。こういう人って結構いるんじゃないでしょうか?

人というのはその属性に応じた片付けの仕方があり、私のような「混沌・悪」属性には、「巨大な箱にタダ放り込むだけ」という仕分け方が一番最適なのです。この雑然とした汚い工房から一応見られるだけのフィギュアが生まれ出ていく。これも一つの創作の神秘といえるでしょう。

しかし、一見何の問題も無さそうなお茶の間製作環境にも一つ大きな問題があります。この茶の間には、小汚い工房を定期的に襲う悪魔が生息している。それはシムシティを襲い町を破滅に追いやる怪獣レベル。我が工房を容赦なく蹂躙する死の呪い。それがこれです。

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(イカルス星人似の我が家のネザーランドドワーフ6才。一見可愛いのですが、秘めた獣性は相当なモノ。)

超うさぎ生物「みみぽん」オス。その攻撃は多岐にわたり、どれもが致命的。塗装済みのパーツに傷をつけ、下地処理の終わったパーツを囓り、接着したパーツの隙間にいつの間にか白い体毛を混入させ、フィギュアベースに巨大鼻クソのようなウンコを転がし、仮組を崩壊させます。

私がフィギュアを作っている最中に、このみみぽんを閉じ込めている鉄柵が家族によりうっかり開かれてしまったときの恐怖。

この一見超かわいい生物は、私の右足の親指と人差し指の間にナニをツッコミ、腰をカクカクして性処理するのを日々の生業としているため、扉が開くやいなや凄い勢いでこちらに走ってきます。そうこの生物の夜のお楽しみは「私へのマウンティング」であり、奴にとっての私は肉便器でしかない。「ブッ、ブッ、ブッ」と鼻息を荒くして走ってくる時の瞳はもう、シャイニングのジャックニコルソンみたいに完全にイッちゃってます。

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(ご存じシャイニング。私にはフィギュアを破壊せんと駆け寄ってくる超うさぎ生物の顔がこう見える。)

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(恐怖のマウンティング攻撃。まるでレイザーラモンHGのような腰の動き。しかも鋭利な歯で脛もかじる。)

「きゃぁああぁああ、お願い!!今はダメなの!やめてぇぇええ!!」とあまりの恐怖と緊張感にこちらも思わず女声になってしまう。

このように幾度となく製作現場を襲撃され、阿鼻叫喚の地獄絵図を見ても、この生物の前にはなすすべがない。なんといっても、この世では「かわいいって正義」ですので。しかもウサギのような小悪魔的小動物は「素行が悪いほど魅力的」なんですねぇ・・。

これがオッサン顔のシーマンみたいなペットだったらヘッドロックからチキンウィングフェースロックに移行した後、ジャイアントスイングで庭に放り出すんですが、うさぎはどうにも可愛いすぎ。どんな酷いことをされても「ああ~~・・みみぽん・・しょうがないなぁ・・ふへへ」で許してしまう。まぁペット飼っている人の溺愛度は皆同じなんでしょうけれども・・。

今回は我が工房の悲惨でスリリングなフィギュア製作環境について少々ご報告させて頂きました。こんなメチャクチャな環境で作ってるから、いつまでも製作フュギュアが素人レベルから抜け出せないんですねぇ。