マリR製作記、今回はバイクの塗装です。

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(キットについてきたVispoさんの完成見本を今更貼り付け。やっぱ魅力的ですね。)

このキットは「バイクとフィギュアの組み合わせ」となってますので、必然的に製作記も「バイクとフィギュア」の同時進行となり、少々長くなってしまいますがご容赦願います。

今回はバイクの塗装とデカール貼りのご報告したいと思います。私がメカ系を塗装するときは原則黒立ち上げ塗装で行ってます。下地の黒は私にとってメカ塗装の「命のダシ」のようなもの。シルバー系の塗装は黒から立ち上げた方がリアルさが増しますし、シルバーの強め弱めのアクセントもつけやすいので、黒サーフェイサーを吹いてから場所に応じて6種類ほどのシルバー、アルミ系塗装色を使い分けています。

シルバー系は模型屋に新しいものが入荷するたびに試しに買ってみるくらいのシルバーマニア、「シルバニアン」を自称しています。ちなみに最も信頼しているのはシ「ミスターカラーの8番シルバー」。ド定番ですが、安いわ使えるわで、もう悩んだら黙ってコレ吹いとけ!!って感じ。

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(塗った感じはこんな風になります。下地に吹いたブラックでシルバーやゴールドの「艶を殺す」ことにより、落ち着いた金属色を発色させることができます。)

タイヤ部分はブラックサーフェイサーをホイールも含む全体に吹いてから、タミヤアクリルの「フラットブラック」で。この世には「タイヤブラック」などという「こりゃタイヤに塗るしかないだろ!!」というネーミングの塗料もありますが、バイク乗りの私から見てもグレーが強すぎてリアルじゃないので私は使ったことありません。

ホイールはタイヤ部と一体になっているので、タイヤ部分を塗った後、タイヤをマスキング(メンドクセー)してからシルバーを吹き、その後ゴールドを重ねてゴールド色のホイールにしています。バイク模型は経験がそこそこありますので、ガレキにおいても、その塗装法をそのまま持ってくれば良く、塗装にあまり迷うことはありません。

カウルは発色をよくするため、ホワイトサーフェイサーを吹いてからのピンク塗装ですが、ここは迷わずタミヤのカンペを選択。とにかく塗る面積が広く厚めの塗膜が必要なので、カンペ無双状態です。エアブラシの薄くデリケートな塗膜より、分厚くて隠ぺい力の高いカンペの塗膜のほうがバイクの塗装っぽいところもあるし、楽をするところは楽をするという私のポリシーにもピッタリ。

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(タミヤのピンクカンペ。頼もしさと安心感、お手軽感、比類なし。)

「おいおい、高額のガレージキットにカンペかよ。」などと思われるかもしれませんが、カンペを選択する前は「もうこの際ピンクサフでサフと塗装を兼ねちゃったりして~」などともっといけないことを考えていたのです。お手軽なイメージはありますが、カンペは立派な塗装ツール。べったりおんなじ色をムラなく分厚くお手軽に塗装することにかけては無双乱舞状態。そもそも私は元バイク屋でありますから、耐熱ブラックで小僧どもがガリガリに擦った原付マフラーを何回塗ったか・・つーことで、カンペには愛着もあります。

そしてなによりこのキットの勝負所はカウル塗装ではない。デカール貼りです。ここで貯蓄してあるガッツを使い果たすわけにはいかない。

カンペで注意することは必要以上に厚塗りしてタレをださないことくらい。一気に一面ピンクにしようとすると確実に塗料がタレますので、3回くらいに分けてじっくり塗膜を育てていきましょう。それ以外はアクロバティックな塗り方をしようがないのがカンペの良いところ。小学生が塗ったとしても私の仕上がりとそう違いはないでしょう。

全体がむらなくもれなくピンクになったら、全体を軽~く水研ぎした後、デカールの滑りをよくするためにスーパークリアⅢをエアブラシで薄く全面に吹いときます。

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(塗装済みのバイクのパーツ。私は写実派ではなく印象派ですので、現物と同じ色にはこだわりません。1/6スケールなりのバイクらしい重厚感が表現できればそれでOK。)

次はいよいよデカール貼りになるのですが、とてつもなく長いブログになるので、次回にしようと思います。