長々と続けてきましたヨーコさん製作記もあと2回で終了予定です。

今回はこのキットの見せ場の一つであるガンバイク。リアの膨らみや細かいディティールなどはイタリアのスクーター「ベスパ」の影響を受けてる感じです。

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バイクは「キツイ、キタナイ、キケン」の3K要素に加え「顔にシミができる」恐れがあるため美容の大敵。一般女性には「悪魔の乗り物」と蔑まれ、敬遠されます。(ごくまれに女性なのにバイクが好きという希少種もいますが、一時的な興味であることが多いです。)バイクの後ろに好んで乗ってくれる一般女子がいたら、ライダーへの好感度パラメーターはかなり高いと見ていいでしょう。

バイク雑誌ではヌードモデルやAV嬢がバイクにまたがってる写真が掲載されたりしますが、リアルでは私を含め「ホームレスのように汚い男達」(長年着ている一張羅は排ガスにまみれ汚物のようになってくる。)しか乗っていないので、ヨーコさんのように「セクシー美女」にまたがってもらえることはほとんどありません。その点、このガンバイクは幸せ者ですね。

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タイヤのかわりにグラビティコントロール系テクノロジーで浮いていると思われますが、タイヤがないおかげで普通のバイクに比べシート高が低く、ちょうどヨーコさんがお座りするのに適切な高さになるわけです。おかげで腰掛けポーズがばっちり決まる。ここら辺はまさにフィギュアの土台にうってつけといえるでしょう。

それはそうとアスカRのNSR50シリーズにしても、このガンバイクにしても、手流しのレジンキットで良くこんなの作ろうと考えますねぇ・・。特にこのガンバイクはヨーコさん専用機であり、NSR50みたいに流用きかないのでこのキットのみのもの。あまりにも贅沢です。

組み上げた感じもインジェクションキットではちょっと出ないようなみっしり感というか重厚感があって素敵です。このガンバイクは未来のマシンですが、ほどよいレトロさ、昭和の質感的なものを感じてしまったので、作例のような明るい黄色ではなく、昭和的な黄色で塗ってしまいました。「色塗っちゃえばインジェクションもレジンも同じでしょ?」と思ったりもするのですが、やっぱりインジェクションキット(いわゆるプラモデル)とまったく違う。シャープなラインやキレキレのモールドを施しても、独特のあったかみというか、過度に冷たくなりすぎないところはレジンの持ち味かもしれません。

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(この尻のラインのなんともいえん味わいはなんなんでしょうか??)

フルレジンの大型キットだけあって、接合部は豪快というか荒削りというか実にアバウト。隙間も結構凄いし、パーツの合いもざっくりしたモノでしたので、久しぶりに隙間埋めのエポキシパテが大活躍。しかも全てのパーツが重量級のため軸打ちをしっかりしないと1㎜芯棒を一本刺した程度じゃ到底形状を保持できない。バイク単体だけでも重いのに、その上にズッシリとしたヨーコさんを乗っけるとあって接合強度には特に気を遣いました。なんせフィギュア乗っけた時に、コントのようにぐにゃりとバイクが折れてしまったら、怒り狂って大魔神となったヨーコさんに超伝導スナイパーライフルで穴だらけにされそうです。

・・・というわけで、軸打ちは2㎜と1㎜の芯棒を可能な限りメッタ刺し。もうガッチガチに仕上げてあります。

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キットではシルバーで塗装したブースター部分に電飾を仕込んで発光させる仕様になってるのですが、私は発光ギミック入れませんでした。電飾っていうとディティールアップの定番であり、子供の頃は模型によく豆球仕込んだものですが、実際仕込んでもほとんど光らせないんですよね。

発光機能である電池とスイッチは目立たぬようシート下に仕込むわけですが、光らせる時はただでさえキャスト製で重いヨーコさんを一旦シートごと取っ払ってスイッチを入れなきゃらならない。電池が切れれば当然電池を交換するのですが、これもかなり奥まったところに設置されており、かつタイトフィッティングで交換は相当リスキーです。

長年ほったらかしにすると液漏れするし、長期に楽しむならギミック仕込まない方が良いなーと判断し、発光機能は組み込みませんでした。ガレキフィギュアを大事にしたいなら、完成後はしっかりとしたディスプレイ台に固定して、できるだけさわらないのがベストだと思ってます。

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「格好いいこと言ってるけど、電飾仕込むのがクソ面倒だし、隙間埋めと軸打ちでガッツを使い果たしたので、組立の手間を省いて楽したかったっていう理由が半分くらいを占めてるの!ぶわーーっはははは!!」(←うっダメだ!・・・また本音が。)


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(側面カバーは開閉式となっており、エンジン内部もちゃんと作り込まれてます。)

余談ですが、私スクーターには良い思い出がありません。唯一所有していたスクーターがヤマハのJOG-Z(2ストローク)で大学時代通学に使ってたんですが、雪のちらつく日に青梅街道走ってて信号待ちの時に左足出したらマンホールで足が滑って股裂き状態になり「股間の筋を痛める」という男としてはあまりにも悲劇的な事故に見舞われています。「オマタが痛い」というのは、苦しみもさることながら絵ヅラとしても「実に醜い」

当時の大学サークルのメンバーは男女問わず、この珍奇な怪我に飛び上がらんばかりの大喜び。大学ラウンジで私の患部を容赦なく攻撃し、悶絶する様を見ては
  
   「ダセーーー!!(笑)」

と大爆笑。製作中、その当時を思い出し、やるせなさと共に股間付近にいいようのない違和感を常に感じていたのを覚えています。

私のトラウマをクギでほじるような想いと共に「ガンバイク」なんとか完成です。