こんばんは。素人モデラーのへっちまんです。今回は私が使っている模型道具達をご紹介いたします。

皆様は「値の張るガレージキットを作ってるんだから、素人模型といいながらいい道具使ってんじゃないの?」「意味不明に模型歴が長いんだから、それなりの道具を使っているだろ?」

と思われているかもしれません。

しかし、私は伊達や酔狂で「素人モデラー」を名乗っているわけではありません。私の使っている模型製作道具は「そんな装備で大丈夫か?」という程度の極めて普通のものです。

そもそも模型自体に上等下等がないように、道具にだって上等なんてものはないんです。安くても自分が使いやすいのが一番。どんな立派な道具でも使いこなせなくては意味ありません。

まず、私が所有しているハンドピースから。

「タミヤHGエアーブラシⅢ」「タミヤHGトリガーエアブラシ」の2本のみ。
いずれも0.3㎜。一度も買い換えず今まで手入れしながら使ってます。エアコンプレッサーからタミヤの3連ジョイントで2本を連結。基本の塗りはトリガーエアブラシで行い、クリアー吹きはHGエアーブラシⅢ。

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「ええっ!!普通トリガーでクリアー吹くでしょ、通常塗装はトリガーじゃない方が微調整できていいでしょうがっ!」と思ったあなた。

あなたは私よりプロに近いようです。でも素人の私は声を大にしていわせてもらいます。

「だってトリガー引くだけじゃない!トリガーの楽さを覚えたらもう戻れないじゃない!!」

「俺の技術じゃそんな細かいハンドピースの操作は無理無駄無茶!開ける閉めるしか操作できぬなら、楽な方がいいにきまってる!見栄やこだわりなどハンドピースをぬぐったキムワイプと一緒にゴミ箱にいきましたっ!」。

以前は逆だったんですが、トリガーのあまりの楽さにトリガーが主力に昇格です。

「ハンドピース2本は贅沢だろ!二刀流スキルはもうどこぞのアニメの主人公レベル。」というご意見もあると思います。

でもこれだけは言わせて下さい。フィギュアを作るのならハンドピースはクリアー塗装用と通常塗装用最低2本は必要なんです。1本だと悲劇が起こる可能性が高くなる。

クリアー塗装用と通常塗装用を分けないと何がおこるか?クリアーに「洗い残しの色が混ざってしまう」という事故がおこります。

「ちゃんと洗えばいいじゃない」と思う方もいるでしょう。でも長時間塗装していると集中力が落ちてくるし、注意しててもおこっちゃうから事故なんです。

昔ハンドピース1本の頃、夜中に神経を集中して作業している時にこういう出来事がありました・・この悲劇、今でも夢に出ます(遠い目)。

「うおー超うまく顔描けた!会心の出来だ!!名作誕生!!!でも、もう夜遅いし、疲れたし、スーパークリアーⅢでコーティングして今日はもう寝よう!」

 コンプレッサーのスイッチ入れてシュッとクリアー吹きつけますと、なぜかピンク色のクリアーが吹き出してフィギュアが「おてもやん」に。

「ふぉおおおおぉっおおぉおおおおおおぁああぁぁああぁぁぁあっぁああ!!あああがああがああっっっがあああああ!!」

ハンドピース一本ですと、このような悲劇に見舞われ、ジャンボ鶴田よろしくうつぶせで痙攣するピクピク芸を深夜に披露するはめになります。

こうなったらほぼ終了。リカバリーのすべはなく、ベソをかきながらディラックの海(シンナー)にドボンしてやり直しとあいなります。(お約束ですが、やり直してもこの流れではまず最初の出来映えを超えることはありません・・。)

ハンドピースを2本にしてからこういう愚かしくも悲しい事故はなくなりましたので、絶対2本が好ましいといっておきます。

これ以外にホワイト又はピンクサーフェイサー用のハンドピースを用意して3本体勢を実現している方もおられるかもしれません。これは理想型。でも3本などというキングギドラ状態は素人にはさすがに贅沢、もう金星を3日で破壊できるレベルの贅沢さです。

ちなみに私はサーフェイサーはカンペでホワイトサーフェイサー100を吹き散らかしますのでサーフェイサー用のハンドピースはいりません。映画ミストのクリーチャーのように巻き上がるサーフェイサーの霧の中に巣くうのが居心地良いんです。

ハンドピースの次はそれを稼働させるコンプレッサーですが、定番の「タミヤスプレーワークREVO」、15年物。

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(東部戦線を戦い抜いた歴戦のロシア戦車のような風格です。)

まるでウィスキーのような熟成度。壊れたら買い換えようと思っていますが、さすがタミヤ壊れねー。買った頃に比べてエア圧落ちてるのかもしれませんが、まだまだ現役。このコンプレッサー、エア圧をまったくコントロールできませんが、逆に言うとタミヤがチューニングした基本に忠実なエア圧が常に供給されるわけです。この世知辛い世の中になんて優しい心遣い。しかも水抜きいらずで15年間ノントラブル。ウレタン塗装でもしない限りこれ以上何を求めるというのか?このコンプレッサーのエア圧で自分の感覚が慣れきってしまっているので次はREVOⅡ買うでしょう。

塗料はタミヤエナメル&アクリルMrカラーのラッカー&アクリルのみ。ファレホ?ガイアカラー?フィニッシャーズ??何それ、わかんない。そんな高級品はほとんど買わない。タミヤとMrカラーは日本の模型業界を支える2本柱。小学生の頃からお世話になってる。私は死ぬまでこれでいきます。

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(無造作にケースぶち込まれた塗料達、いかに私がいい加減かわかるでしょう。塗装時間の1割くらいはなにかを探しています。)

ハンドピースを掃除するウェスは昔はティッシュペーパーだったんですが、最近はキムワイプ使ってます。ちょっと高いんですが、よくシンナー吸うし、細かい糸くずでないし、適度な大きさだし、ホームセンターでまとめ買いして使ってみたら案外良かったのですんなり定着してます。でもティッシュでも全然いいと思います。

あと、筆。筆は全般的に太さ様々な面相筆を10本くらい持ってます。ここ一番の主力はそのうちの2本くらいなんですが、過去に買ったのも少し筆先が広がったくらいでは捨てるのもったいないので、買う度にたまってこの本数になっただけです。こだわってるわけじゃありません。それ以外に細めの平筆を2本、ドライブラシ用の筆を1本。

筆塗りで使用する塗料はほとんどタミヤエナメル。たまにMrカラーのアクリル。タミヤエナメルは乾きが遅いですけど、ムラになりにくい。筆塗りには必須の塗料です。塗膜が凄く柔らかいので塗った後はスーパークリアⅢでコーティング必須。じゃないと触れませんから。アクリル塗料はタミヤエナメルに適当な色がない時に使ってます。どちらもラッカー系の下地を冒しませんので、マスキングが大嫌いな私は細部の塗りには筆を使うことがほとんどです。

塗料の中でこれがなくてはオレ生きていけないというのは「スーパークリアーⅢ」
塗装後のコーティング塗膜作成だけでなく、エアブラシで吹くどんな色にもスーパークリアⅢを必ず混ぜてます。色を濃く出したい時でも、塗料の強度と食いつきを高めるため少量混ぜます。グラデーションをかけたい時は多めに混ぜる。最後つや消しにしたい時もつや消しの「なめらかスムース」と「スーパークリアⅢ」を半々くらいで混ぜてから吹きます。

塗膜の食いつきが全然違うし、グラデーション塗装の境目も自然にボケてくれる。もう身も心もスーパークリアⅢの虜です。

エアブラシに必須のマスキングテープは近くのホームセンターで汎用のものを買ってます。2㎜とかの細いテープもあればあったで便利ですが、大きいものをカッターで細く切れば良いのでソコまで重要じゃない。

塗装用具に関してはこんなところです。塗装用具はガレキに限らず全てのジャンル共通ですね。なかでもアニメ系フィギュアはとにかくクリアを多用します。塗る→クリアで塗膜保護→塗る→クリアで塗膜保護の繰り返しですので。

次回は塗装用具以外でキャストモデル製作のために「最低限必要」と思うものを紹介していきます。