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ライブドアブログに移って参りましたので、前回に続きインデックス部分の修正が必要になったため、該当する過去ブログを修正したものです。今回はコールドウイングF6B編です。

※ゴールドウィングでアクセスしていただいている人のために、より詳しいインプレッションです。

ゴールドウィング F6B はどんなバイクか?一言で申しますと、とにかく「でかい」「長い」「重い」。

これまで乗ってきた国産バイクの延長にあり、乗り心地は最高、オーディオも最高、収納性は抜群でウィンドプロテクションも十分、ブレーキはよく効き、フラット6はダルでもなく荒々しくもなく極めて「滑らか」「スムーズ」「トルクフル」で、いうことありません。

試乗記で「車みたいでつまらない」と言う方もいらっしゃいますが、これだけ重いバイクを操るというのはなかなかに面白いものです。

ガバッとアクセル開けてみれば、そこにあるのはまごう事なき「ホンダエンジン」の吹け上がり。トルクをとめどなく吐き出しながら一気にレブまでまわっていきます。トルクの出方はシルキーかつ地の底から湧き出るよう。極端に速いわけでもないんですが、分厚くあり余るトルク感で大富豪的フィーリング。5速トップギアのフレキシビリティも素晴らしく、ヘルメットの中で「ハニャァァァァン・・素敵・・・」とトロけつつニヘラッとなる感じ。

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千と千尋の神隠しでハクの背中に乗った千尋はこんな気持ちだったのではないのかしら・・・バイク歴が長くいろんなエンジンを乗ってきた人ほど、このフラット6にハマるんじゃないかなぁ・・。

倒し込みは車重の関係で「まるでお船」のようですが、「おおっこれはっっ!!」というほど綺麗に寝てくれますし、バンク角はあまりありませんが旋回性は相当高いです。でも安定してかなりの速度でコーナーに入れる反面、一度とっちらかると進入速度と超重量が災いし、立て直しが極めて困難でアウト側に刺さったり、下の動画のように崖下に消えたりするリスクも高いので、峠でそれなりに怖い経験積んできた人でないと無理は禁物です。峠では通常のバイクより安全マージン5割増しくらい取った方が良いでしょう。


まぁ重箱の隅をつつくような細かいところはおいておいて、基本部分はとても良くできていますので走行中は快適装備も相まって「俺★無双」状態です。

でも、この世に安楽なだけの都合のいいバイクは存在しません。オーディオ、ふかふかのシート、フラット6エンジン、収納、すべてが重量増と引き替えとなっております。ちなみにどのくらい重いかと申しますと、F6Bに乗った後では「300㎏あるハーレーのローライダーが中型バイクのように感じる。」くらい。そして重量は乗り手に容赦なくのしかかってまいります。この点が車と違ってバイクの難しいところ。

いろんなものを手に入れようとすれば、それなりの代償を払わなくてはなりません。バイクを支えるのは結局のところ自分の足であり、求めれば求めるほどその欲望が「重量という負担」になって自分の足と運動性に跳ね返ってくる結果となるのです。

巨大ツアラーは快適ですけども、乗り手に車重という十字架を背負うことを要求し、乗り手はそれを何とか制御する必要があります。だから「巨大で快適であれば良いんだ」と言うことには決してならない。快適なのは動いている時だけで、止まっている時は385㎏の「地蔵」と化す。

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2000キロ以下の低走行のGLがたまに中古で出ていますが、購入したはいいけど、持て余した方が多いのだと思います。バックギアがあっても所詮は補助。バイクの取り回しは基本「降りて押す」こと。これが一番取り回しやすいし、融通が利きます。

自分はやっぱり道の駅やパーキングで恥ずかしくない程度に取り回したいし、それができないバイクは身に余ります。だから自分の信念的な部分でバックギアはいりません。

中古バイク店スタッフとして商売で幾多のバイクに接してきましたが、完璧なバイクはこの世にありません。バイクという乗り物は何かを得れば必ず何かを失う。「125ccのグロムと1800ccのゴールドウィングに上下がない」と言っているのはそういうことです。価格は違うけど全ての局面において「ゴールドウィングが最高」とは決してならないわけです。

でも、今の私は「重いバイクをそこそこの速度で運転する」のが気分にあってるようです。重いバイクを取り回す手応えがある種の満足感となって、速度というファクターを求めずにすんでいるのかもしれません。

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以上、そんなこんなでF6Bについて紹介しましたが、過去所有していたZG1300も含め、私はどうも6気筒が好きなようです。F6Bあんまり数が出ていないみたいですが、一度乗ってみる価値のあるいいバイクだと思います。